明治安田Jリーグ・J2の愛媛FCは前節で7失点の大敗。監督の口から出たのは「下を向くのか、上を目指すのかターニングポイント」の言葉。悔しさをバネに26日、栃木とのホームゲームに臨みます。23日の公開練習では選手らが意気込みを明かしました。またFC今治も4連敗中と苦しむなか、アウェーで松本山雅FCと対戦します。

愛媛FC・石丸清隆監督:
「今までにないもの、J3で経験したことないものをかなり味わった」

こう前節を振り返ったのは愛媛FCの石丸清隆監督。前節の千葉とのアウェーでの対戦では、勝ち点で並ぶ相手に試合開始40秒で早々と失点。その後も守備を崩されて次々とゴールを奪われ、終わってみればクラブワーストタイの7失点で屈辱的な大敗を喫しました。順位は24日時点で12位まで下がっています。

小川大空主将:
「小学生の時はあったが中学生からは7失点はない。ずっとうまくいかない中で試合が流れていった感覚」

練習が公開された23日、ピッチに響き渡ったのは気合が入った声。いかに気持ちを立て直せるか。逆境に立ち向かう精神力が試されるなか、選手だけで長時間のミーティングを行い、課題を見つめ改めて気持ちを一つにしたといいます。石丸監督もこの1週間「目の色が変わった」と評価するトレーニングを積み、3週間ぶりのホームゲームを迎えます。また、これまで出番が少なかった選手の台頭により、チームに新しい競争が生まれることも期待されます。

「悔しさをバネに」。戦う姿勢を前面に出した姿を取り戻せるか、次は愛媛FCにとって真価が問われる一戦です。

石丸監督:
「今また下を向くのか、自分たちが目指すのはあそこ(上)なんだと、もう一度力を振り絞ってやれるのかターニングポイントだと思う。ホームでしっかり自分たちの存在意義を示せるようにしないと意味がない」

小川大空主将:
「あの負けがよかったとは思わないが、あの負けがあったからこそ僕たちは変われたという試合にできるように」

対戦するのは19位で監督が交代しばかりの栃木SC(24日時点)。注目の試合は26日午後1時55分ニンジニアスタジアムでキックオフです。

J3のFC今治も24日時点で4連敗中で順位は11位と苦しんでいます。J2昇格を成し遂げるため5試合ぶりの勝利が求められます。次節は6月1日にアウェーで松本山雅FCと対戦します。

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