東京証券取引所=東京都中央区

11日午前の東京株式市場で、日経平均株価が続落した。前日終値からの下げ幅は一時500円を超えた。前日の米国株安の流れを引き継ぎ、売り注文が優勢だった。一方、外国為替相場の円安ドル高進行を支えに輸出関連銘柄の一角には買い注文が入り、相場を下支えした。

午前10時現在は前日終値比292円83銭安の3万9288円98銭。東証株価指数(TOPIX)は3・84ポイント安の2738・95。

前日の米国市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ開始観測後退を受けて、主要な株価指数がそろって下落。11日の東京市場でも朝方から幅広い銘柄に売り注文が出た。

売り一巡後は、自動車株などに買い戻しが入り、平均株価は下げ幅を縮めた。

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