11日午前の東京株式市場で、日経平均株価が続落した。前日終値からの下げ幅は一時500円を超えた。前日の米国株安の流れを引き継ぎ、売り注文が優勢だった。一方、外国為替相場の円安ドル高進行を支えに輸出関連銘柄の一角には買い注文が入り、相場を下支えした。
午前終値は前日終値比198円08銭安の3万9383円73銭。東証株価指数(TOPIX)は0・80ポイント安の2741・99。
前日の米国市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ開始観測後退を受けて、主要な株価指数がそろって下落。11日の東京市場でも朝方から幅広い銘柄に売り注文が出た。
売り一巡後は、自動車株などが買い戻され、平均株価は下げ幅を縮めた。長期金利の上昇で利ざや改善期待が高まった銀行株も値を上げた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。