セーリング男女混合470級のパリ五輪代表に内定した岡田奎樹(28、トヨタ自動車東日本)、吉岡美帆(33、ベネッセホールディングス)が10日、記者会見を行った。パリ五輪から男女1人ずつが乗る混合種目に変わったセーリング470級。選考大会である3月スペインで開催された世界選手権で3位、今月同じくスペインでのプリンセスソフィア杯で日本ペア最高の9位に入り、パリ五輪代表内定を決めた。
Q.代表内定について
岡田奎樹:
代表に決まったことはとても嬉しく思うし、安心してほっとした。
吉岡美帆:
ほっとした気持ちと嬉しい気持ち、両方ある
共に安堵の表情で語り、さらにお世話になった方への想いが聞かれた。
岡田:
お世話になった方はたくさんいる。その人たちのためにここまでやってきた。結果でしか返せない部分もあるので、結果を残して恩返ししたい。
吉岡:
家族や前のペア(だった)吉田愛さんなど、たくさんの方がいたおかげでここまで強くなることが出来て、ここまで頑張ってこれた。全ての方に感謝を伝えたいです。
3回やったら、1回、金メダル獲れる
セーリング470級は男子が1976年のモントリオール大会、女子が1988年のソウル大会からオリンピック種目として採用されており、長い歴史を持つ。日本がメダルを獲得したのは1992年のアトランタ大会での銀メダル、2004年のアテネ大会での銅メダルの2つだけである。
岡田:
3回やったら、1回、金メダル獲れる。
吉岡:
金メダルを獲れる確率は60~70%。
ここまで国際大会では結果を残してきた2人は、悲願の金メダルへの自信を覗かせた。
岡田奎樹/吉岡美帆組 主な国際大会での戦歴
2023 プリンセスソフィア杯・混合470級 優勝
2023 セーリング世界選手権・混合470級 優勝
2023 第19回アジア大会・混合470級 優勝
2024 470級世界選手権 3位
2024 プリンセスソフィア杯・混合470級 9位
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