■プロ野球 DeNA 3-2 中日(18日・横浜スタジアム)

DeNAは中日に1点リードのまま逃げ切り2連勝を飾った。試合は2回裏、7番・山本祐大(25)の犠飛で先制すると9番・中川颯(25)にプロ初本塁打となる第1号2ランが飛び出し3点をリード。その中川は5回に連打を浴びるなど6回を投げ抜き2失点も試合を作った。

前日の試合では東克樹(28)が8回途中1失点で今季4勝目を挙げる力投を披露し1点リードを守り切り競り勝った。この試合の先発・中川は4月30日の中日戦(バンテリンドーム)でプロ初勝利をマークするも前回登板、5月11日の阪神戦(横浜スタジアム)では3回10安打9失点と精彩を欠いた。

中川の立ち上がりは1回、先頭の岡林勇希(22)を一直、2番・三好大倫(26)を中飛と2死を奪うも3番・福永裕基(27)に左安打を放たれ出塁を許した。さらに続く4番・細川成也(25)にも右安打を打ち込まれ初回から一、三塁とピンチを迎えた。しかし5番・板山祐太郎(30)を一ゴロに打ち取り走者を背負う展開も無失点で切り抜けた。

打線はその裏、先頭・蝦名達夫(26)が空振り三振。2番・オースティン(32)にレフトフェンス直撃の二塁打が飛び出しチャンスを作った。しかし3番・筒香嘉智(32)は左飛、4番・牧秀悟(26)は空振り三振と後続が続かず。一打先制の場面も無得点に終わった。

2回裏この回の先頭、5番・宮﨑敏郎(35)がセンターへの二塁打で出塁すると続く6番・佐野恵太(29)の二ゴロの間に進塁。1死三塁と好機を迎えると7番・山本に左犠飛が飛び出し先制点を挙げた。さらに2死走者無しから8番・京田陽太(30)が左安打を放ち、またもチャンスを作ると9番・中川が打席に入り初球、カーブを捉え打球はそのままライトスタンド中段へ。第1号2ラン本塁打となり自身の手で2点を加えた。

しかし中盤に入った5回表、7番・村松開人(23)に右安打、8番・石橋康太(23)に左安打と連打を浴びると代打・大島洋平(38)の遊ゴロの間にそれぞれ進塁を許し1死二、三塁に。迎えた1番・岡林の打球はセンターの前に落ちる適時打となり1点を返された。続く2番・三好には左犠飛を放たれ2点目を失うと1点差まで縮められた。

中川は6回74球を投げ5安打2失点でマウンドを降り、2番手・伊勢大夢(26)にマウンドを託した。伊勢は7回、走者を背負うも無失点に抑え前日に続きピンチを凌いだ。

8回表は山﨑康晃(31)が三者凡退に抑えるとその裏、5番手・松山晋也(23)に対し、4番・牧が遊撃手・村松の悪送球により出塁、代走に林琢真(23)。5番・宮﨑は敬遠されここでも代走で柴田竜拓(30)が送られた。その後2死二、三塁とチャンスを迎えるも8番・京田は左飛に倒れ無得点。1点リードのまま9回に入った。

9回表は森原康平(32)がマウンドに上がると阪神打線を無失点に抑え試合終了。森原は10セーブ目をマーク、1点を守り抜き2連勝となった。

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