今月4日から春の高校バレー宮崎県大会が開催されます。
日南学園女子バレーボール部は、初の頂点を目指してコンビバレーに磨きをかけています。
「さぁ行こう!」
今年の主要な県大会で全て3位という日南学園。
1、2年生主体のチームは、「楽しく真剣に」をスローガンに春高バレー県大会初優勝を目指しています。
チームをまとめるのは2年生キャプテンの渡辺杏美選手。チーム一の元気印はレシーバーとしてコートに立ちます。
(渡辺杏美キャプテン)
「(チームは)春高に向けてみんなで一致団結して優勝を取りにいく雰囲気になっています。私の持ち前の明るさでチームにいい雰囲気を持っていって絶対 春高(全国大会)に行けるようにします」
平均身長162センチと小柄な日南学園の持ち味は、強い気持ちでボールにくらいつくレシーブ。そして、多彩な攻撃で相手を翻弄するコンビバレーです。
コンビ練習攻撃の中心は、エースの黒仁田千祥選手。インナーに打ち込むパワフルなスパイクが武器で、県選抜メンバーとして今年の国スポに出場しました。
(黒仁田千祥選手)
「2枚(相手の)ブロックが付いても、そのブロックを怖がらずに相手と勝負してプレーすることに自信があります。(目標は)チームを絶対勝たせて春高(全国大会)に出場することです」
また、1年生ながら期待がかかるのは黒木萌那選手。中学時代に県選抜を経験、ブロックアウトをねらったスパイクでポイントを重ねます。
(黒木萌那選手)
「1本1本絶対決めるという気持ちがあるから(スパイクが)強く打てると思うので、まずは気持ちをちゃんと持って打つようにしています。このチームで身長が低くても勝てることを証明して春高(全国大会)に行きたいと思います」
そしてチーム唯一の3年生、松田怜央菜選手。
県高校総体のあと同級生が引退する中、バレーボールを続けることを決めました。
(松田怜央菜選手)
「3年生で春高(全国大会)に行きたいと思って、そのまま続ける決断をしました」
控えとしてベンチに入る松田選手は、献身的にチームを支えます。
(松田怜央菜選手)
「1年生の頃はこんなに人数も多くなかったし、まだ勝てるチームでもなかったけど、3年生になって県の上位に入るチームになって、そこで楽しいバレーができてうれしいです。絶対に春高(全国大会)に行きたいと思っています」
(渡辺杏美キャプテン)
「ここまでずっと3年生1人で、しんどいなかずっと笑顔で頑張ってきてくれたので、本当に全国の舞台にみんなで立たせてあげようという気持ちでいっぱいです」
指導する加藤涼監督は選手たちの活躍を楽しみにしています。
(加藤涼監督)
「ここまでやってきたことを全部出しきってくれたらそれが一番です。チームみんなで点数を取りにいく。その姿を一番近くで見たいと思います」
春高バレー県大会は来月4日に開幕。
決勝は来月10日に行われます。
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