■MLB ア・リーグ優勝決定シリーズ・第5戦 ガーディアンズ 2ー5 ヤンキース(日本時間20日、プログレッシブ・フィールド)

ア・リーグ優勝決定シリーズは第5戦が行われ、3勝1敗のヤンキース(東地区)がガーディアンズ(中地区)を相手に延長戦を制し、41度目のリーグ優勝を果たした。これで世界一に輝いた2009年以来、15年ぶりにワールドシリーズ進出を決めた。

延長10回に相手守備のミスから2死一・二塁のチャンスに、今季41本塁打(リーグ3位)のJ.ソト(25)が決勝3ランを放った。

試合は今季チームトップ16勝の先発C.ロドン(31)が2回と5回にタイムリーを許し、前半は0-2とリードを許した。

ヤンキース打線は先発T.バイビー(25)に5回まで無失点に抑えられる。6回は無死一・二塁のチャンスで3番・A.ジャッジ(32)が痛恨のショートゴロ併殺打。しかし直後に4番G.スタントン(34)が3戦連発となる値千金の同点2ランを放ち、2対2と試合を振り出しに戻した。

終盤は両者譲らぬ展開で進み、2-2の9回はガーディアンズ守護神のE.クラッセ(26)を相手にジャッジが右飛、スタントンが空振り三振。次打者がヒットで出塁したが勝ち越しならず。9回裏は第3戦で勝利目前で同点2ランを被弾したL.ウィーバー(31)がマウンドへ。この日は3者凡退で切り抜け、延長戦に望みをつないだ。

延長10回の打線は、ギャディスを相手に1死一塁からA.バードゥーゴ(28)が併殺打コースも相手遊撃手のエラーで一・二塁のチャンスに。ここでG.トーレス(27)は空振り三振で2死とするが、続くJ.ソトが追い込まれてから7球目のストレートをバックスクリーン右へ叩き込み、試合を決める3ランを放った。

ナ・リーグではリーグ優勝に王手をかけているドジャースが前日(19日)はメッツを相手に大量12失点の大敗。WS進出チームは第6戦(21日)あるいは第7戦(22日)に決まる。

王手をかけているドジャースがそのままWS進出ならば、1981年以来43年ぶりの対戦。メッツが進出ならば、2000年以来の「サブウェイシリーズ」(ヤンキースとメッツのライバル対決の愛称)が実現する。

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