■東京レガシーハーフマラソン2024(20日、東京・国立競技場発着)

東京レガシーハーフマラソンが行われ、A.クルガト(32、中電工)が59分52秒の大会新記録で優勝した。日本人トップは22年世界陸上オレゴン・マラソン代表の西山雄介(29、トヨタ自動車)。1時間01分13秒の8位でゴールした。

曇り空の中始まったレースは国立競技場を出た所で、外国人選手数人が転倒するアクシデント。序盤は、58分47秒の自己記録を持つクルガトと昨年3位のB.カロキ(34、トヨタ自動車)の2人がトップでレースを引っ張る展開に。その先頭集団の中ほどには、西山の姿も見える。

5㎞を14人の先頭集団が通過し、トップはクルガト。縦に伸びた最後尾に西山がつける。6㎞過ぎでクルガトが1人抜け出し、徐々に集団がばらけ西山は少し遅れる。クルガトは2位に31秒差をつけ10㎞を折り返す。西山は47秒差の11位で折り返した。

クルガトはペースを落とすことなく、そのまま独走しトップでゴール。西山も後半追い上げを見せ3人を抜き、8位でゴールした。男子車いすの部では、パリパラリンピックマラソンの銅メダリスト、鈴木朋樹(30、トヨタ自動車)が5㎞を10分ペースで駆け抜け、独走でゴールし3連覇を達成した。

男子視覚障がいの部では、熊谷豊(37、三井ダイレクト損保)が1時間09分33秒の世界新記録(T12・弱視)で優勝した。女子車いすの部では、パラリンピック9大会出場のレジェンド、50歳の土田和歌子(ウィルレイズ)が1位でフィニッシュし、2大会ぶりの優勝を飾った。

女子視覚障がいの部では、東京パラリンピック金メダリストの道下美里(47、三井住友海上)が出場し、大会2連覇を達成した。

■東京レガシーハーフマラソン
東京五輪の施設を使用して形として残るレースを続けていくことや、市民のスポーツ参加を促進することなどを目的に、2022年に始まり第1回大会の日本人トップは村山謙太で1時間02分14秒、昨年の第2回大会は近藤幸太郎で1時間01分26秒だった。

*写真は西山雄介選手

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