■MLB ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第5戦 メッツ 12ー6 ドジャース(日本時間19日 ニューヨーク、シティ・フィールド)

ドジャースが同シリーズ第5戦で12失点の大敗。メッツとの対戦成績を3勝2敗とし、4年ぶりのリーグ優勝&ワールドシリーズ進出決定は、第6戦(21日)以降の本拠地決戦に持ち越しとなった。

大谷翔平(30)は4打数2安打(1四球)で4戦ぶりのマルチ安打も、後半2三振で本塁打&打点はなし。

試合後、指揮官のD.ロバーツ監督(52)は、この日の大谷について「初回は(先制)できたと思う」と第1打席後の走塁について触れた。

大谷はメッツ先発の左腕D.ピーターソンを相手に、初回はフルカウントからスライダーを弾き返し、ライト前へのヒットをマーク。さらに2番のM.ベッツ(32)も二塁打で無死二・三塁の先制機に。だが3番のT.ヘルナンデス(32)は遊ゴロで、大谷はホームへ走らず。

監督は「二遊間は下がり、一・三塁手は前進していた。打球は二遊間に飛んだので翔平は本塁を狙わないといけなかった。しかし、彼はそこにとどまってしまった。言い訳にはならない」と珍しく苦言を呈した。「1回表に1―0でリードするのとは対照的に、相手は1回を無失点で終え勢いをつけた」とし、結果論ではあるが、先制点を奪えば流れが変わった可能性を示唆した。

この日の先発・J.フラハティ(29)は初回にいきなり3ランを被弾するなど、3回(75球)8失点の大乱調。「明らかにジャック(フラハティ)は調子が良くなかった」と指摘する監督は「このシリーズが残っているという事実を理解し、レバレッジ選手(逆転を信じてつぎ込む救援投手)を起用するつもりはなかった」と説明。「投手の使い方については、ある程度揺るぎない姿勢を保たなければならない。最終的には7試合シリーズで4試合勝つことが目的なので、長いシリーズでは必ずこういうことが起こる」と、3回までフラハティを起用した経緯を。

2番手のハニーウェルは4失点も「(彼は)第6戦が“ブルペンゲーム”となることを知っていたので、素晴らしい仕事をして救援陣全員を救った」と評価し、4回2/3イニングを投げたことを称えた。

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