■MLB ア・リーグ優勝決定シリーズ・第4戦 ガーディアンズ 6ー8 ヤンキース(日本時間19日、プログレッシブ・フィールド)

ア・リーグ優勝決定シリーズは第4戦が行われ、2勝1敗のヤンキースが大接戦を制し、15年ぶりのリーグ優勝&ワールドシリーズ進出に王手をかけた。

6-6で迎えた9回、ガーディアンズ守護神のE.クラッセを相手に無死二・三塁のチャンスを作ると、1死で相手守備のエラーで勝ち越し、G.トーレス(27)のタイムリーで8点目を挙げた。

前日は9回2死でまさかの同点2ランを浴び、延長戦でサヨナラ負けを喫した。この日は3本塁打の一発攻勢で流れを引き寄せたが、終盤ガーディアンズが粘りを見せ8回に同点に追いつく。連夜の悲劇がよぎったが打線は9回に2点を勝ち越し、そのリードを何とか守り切った。

ヤンキースはあと1勝で2009年以来のワールドシリーズ進出が決まる。

打線は初回に今季41本塁打のJ.ソト(25)がポストシーズン2号2ランを放ち、4戦連続で先制すると、2回にはA.ウェルズ(25)がPS初本塁打の1号ソロで3点目。

一発攻勢で序盤3点のヤンキースは、今季15勝のL.ヒル(26)が先発。2点リードの初回は無死二・三塁から犠飛で1点を返されると、3回は2死二塁でタイムリーを浴び3-2と1点差に。だが4回は3者凡退に抑え、5回から継投に入った。

追加点が欲しい打線は6回、前日同点2ランのA.ジャッジ(32)がヒットを放つなど1死二・三塁のチャンスに。ここで前日8回に勝ち越し弾を放ったG.スタントン(34)が2戦連発のPS4号3ランを叩き込み、6-2とリードを広げた。

だがリリーフ陣は7回、無死一・三塁のピンチを招くと、前日サヨナラ弾を被弾したC.ホームズ(31)に交代。そのホームズはこの日も踏ん張れず、1死から連続タイムリーを浴びて6-5。ここでロースター入りしたばかりのM.ライターJr.(33)がマウンドへ。前日9回裏に同点2ランを放った代打・ノエルと対戦したが、レフトへの大飛球も左飛に打ち取り、後続を空振り三振で切り抜けた。だが続投の8回は二塁打から2死三塁のピンチに。次打者のD.フライは投ゴロも、ライターJr.が前に弾いて処理にもたつき、さらに一塁への送球はファーストがアウトのタイミングも捕球できず。ミスが重なり6-6と同点に。

試合は振り出しとなったが、9回の打線は守護神クラッセからリゾ、ボルペの連打でチャンスを作り、相手ショートのミスと1番・トーレスのタイムリーで勝ち越しに成功。最後はT.ケインリー(35)が抑え逃げ切った。

ナ・リーグではリーグ優勝に王手をかけているドジャースがこの日、メッツを相手に大量12失点の大敗。WS進出チームは第6戦(21日)あるいは第7戦(22日)に決まる。

王手をかけているドジャースとヤンキースがそのままWS進出ならば、1981年以来43年ぶりの対戦となる。

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