■MLB リーグ優勝決定シリーズ・第4戦 メッツードジャース(日本時間18日、シティ・フィールド)

ドジャース・山本由伸(26)がリーグ優勝決定シリーズ第4戦、敵地でのメッツ戦に先発し、4回1/3、73球を投げて、被安打4、奪三振8、四死球2、失点2でマウンドを降りた。山本に勝ち負けはつかず、打線は大谷翔平の2戦連発となる先頭打者ホームランや、M.ベッツの2点タイムリーなどでドジャースが5-2とリードしている。このままドジャースが勝利すればワールドシリーズ進出へ王手となる。

2勝1敗で迎えた敵地・ニューヨークでの第4戦。勝てばワールドシリーズ進出へ王手をかける重要な一戦で、マウンドを託されたのは山本。17日の試合前会見で「すごく勢いのあるチームだし、すごくいい選手もたくさんいる。ベストな状態で挑みたい」と、この日の戦いに向けて意気込んでいた。

1回に大谷翔平(30)のソロホームランでで1-0と先制したドジャース。その裏、マウンドに上がった山本は1死後、2番のM.ビエントスに真ん中に入ったストレートを捉えられ、右中間スタンドに飛び込むホームランを浴び、1-1の同点に追いつかれる。それでも山本は続く3番、4番を2者連続三振に抑え、最少失点で切り抜けた。

2回はランナーを許したものの、スライダーやスプリットなど切れ味鋭い変化球で3つのアウトを全て三振で取る素晴らしいピッチングを見せた。3回には2死一・二塁からドジャースの中軸が2者連続タイムリーを放ち2点を追加、3-1とリードして山本を援護する。

その裏、山本は無死から連打を浴び一・二塁で、1回にホームランを打たれたビエントスを迎える。スライダーで追い込み、最後もスライダーで空振り三振。しかし続くP.アロンゾを四球で歩かせ、1死満塁のピンチに。続くバッターのセカンドゴロの間に1点を失い、3-2と1点差に迫られる。それでもドジャースは4回、M.ベッツがレフト線を破る2点タイムリーツーベースで5-3に。リードをもらった山本は、150キロ台のストレートが走り、三者凡退に抑える。

5回、先頭バッターに死球を与えランナーを許すが、1番F.リンドーアをストレートで空振り三振に抑えた所で、山本はお役御免となった。

中5日での登板となる山本は地区シリーズでは2試合に登板。6日のパドレスとの第1戦では3回を投げ5安打5失点でKO、12日の第5戦では5回無失点の好投でダルビッシュ有(38)との日本人投手対決を制し、チームのリーグ優勝決定シリーズ進出に貢献した。

レギュラーシーズンでは4月に1度だけメッツ戦に先発し、6回7安打4失点(自責点3)で勝敗はつかなかった。

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