東京五輪女子個人メドレー(200m、400m)で2冠に輝いた競泳の大橋悠依(29・イトマン東進)が29歳の誕生日となる18日、都内のホテルで現役引退記者会見を行った。

会見を行った10月18日は、自身の29歳の誕生日。約21年間の現役生活について「夢にも思っていなかったオリンピックで金メダルを獲得し、大満足の現役生活だった。晴れやかな気持ちで引退を迎えることができてすごく誇りに思っています。」と語った。

今後は、大学院へ進みスポーツ栄養学を学ぶと同時に、イトマン東進の特別コーチとして次世代の育成に携わっていく。大橋は、「これまでの経験をまた全て生かしながら自分にしかできないことを見つけながら挑戦を続けていきたい」とセカンドキャリアに向け意気込んだ。

会見には大橋の最大の恩師であり、イトマン東進の総監督に就任した平井伯昌コーチ(61)も登壇。恩師・平井コーチは大橋の引退に「寂しい気持ちもある」と正直な気持ちを語った上で、「今年のパリ五輪で石松コーチと共に一緒に戦うことが出来て良かった。大橋コーチと共に大橋選手のような金メダルをとれる選手を輩出できるよう、日本競泳界を盛り上げたい」と今後の大橋の活躍を祈った。

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