7日から甲子園で始まる夏の高校野球全国大会。広島県代表として出場する広陵を1年生の時から支えるのが、主将の只石貫太とエース・高尾響の3年生バッテリーです。最後の夏を前に、意気込みを聞きました。

高尾響「暑いすね。まだ7月なんですけど…結構暑いなと。でも甲子園はもっと熱くなると思うので」

只石貫太「毎年の夏なんですけど、気持ちはラスト。身が引き締まるというか、特別な夏に感じます」

7日に開幕する第106回全国高校野球選手権大会。3年生にとって最後の夏が始まります。先月27日に行われた広島大会の決勝では、3対1で広島商業を破り優勝を果たした広陵。4季連続で甲子園行きの切符を手にしました。

甲子園に出発する2日前、野手陣は紅白戦を行い、チーム全体の動きを最終確認。投手陣は県大会の決勝後、ブルペン入りすることなくトレーニングを行い、コンディションを整えていました。

そして、広陵の躍進を1年生の時から支え、今年、最後の夏を迎えるキャッチャーで主将の只石と、エース高尾。勝っても負けても最後の戦いの舞台となる甲子園に思うことは…

高尾響「自分も背番号1にすぐなれると思わずに、1年生から投げたいとは思っていたが、1年春の中国大会から背番号1番をつけることになったので、その場ではうれしかったし、逆にこう、いろんなものを背負わないといけない気持ちもありましたし、その中でも先輩達は優しく声をかけていただいて、入学してきて、ここまでこれたのは先輩方が声をかけてくださったから」

只石貫太「県大会に優勝してからも、いろんな広陵のOBだったり、たくさんの方々がおめでとうといってくれたりする機会が多かった。その人たちの分も簡単に負けられない。楽しむんですけれど、応援してくれている人の分まで勝ってやるという気持ちが一番強いです」

共通して言葉にしたのは、先輩達への感謝でした。

あまたの広陵OBが成しえなかった、悲願の夏の日本一。

広陵の初戦は大会6日目の12日。25度目の正直で頂点を目指します。

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