■パリオリンピック™ 陸上・男子棒高跳 決勝(6日、スタッド・ド・フランス)

世界記録保持者、A.デュプランティス(24、スウェーデン)が6m25をマークし、世界新記録で東京大会に続く金メダルを獲得、連覇を果たした。

予選は5m75を軽々しく跳び、出場者の中で一番少ない2回の跳躍で突破したデュプランティス。決勝では5m70からスタートし、1回でクリア。次は5m85に挑み、1回の試技で成功させると、次の5m95も余裕の跳躍を見せた。

大台の6mも1回でクリアする中、追いかけるアメリカのS.ケンドリクス(31)が3回失敗し、この時点でデュプランティスの連覇が決定。そしてここから自身の持つ世界記録(6m24)への挑戦が始まった。まずは6m10を余裕を持って成功させ、これまでの五輪記録6m03を上回った。

一気にバーの高さを自身の世界記録より1cm高い6m25に上げ観客に手拍子を促した。1回目は失敗し、客席にいるコーチの父にアドバイスを求めた。2回目の前に男子100mの表彰式が行われ、静かにその時を待った。十分時間をあけたデュプランティスだったが、助走タイミングが合わず失敗。そして3回目で成功させ、9度目の世界記録を更新した。

【男子棒高跳決勝】
金 A.デュプランティス(24、スウェーデン)6m25※世界新
銀 S.ケンドリクス(31、アメリカ)5m95 
銅 E.カラリス(24、ギリシャ)5m90

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