夏の高校野球愛媛大会の決勝戦が7月30日、松山市の坊っちゃんスタジアムで行われ、聖カタリナ学園が西条と熱戦を展開。終盤にもつれたものの初優勝を飾り、甲子園の切符を手にしました。

決勝のカードは15年ぶりの優勝を目指す西条、そして初優勝に燃える聖カタリナ学園。ノーシード校同士の対戦とになりました。

西条・飯尾主将の父友晶さん:
「西条の地域の人がみんなすごい応援してくれてると思います。精一杯がんばれ!」

聖カタリナ学園の部員数人:
「カタリナブラボー!」

試合は2対1と西条1点リードで迎えた4回裏、聖カタリナが2アウト3塁・2塁の1打逆転のチャンスを作ると、この回の途中から代わった西条の2年生バッテリーにミスが出て2人のランナーがかえり、ノーヒットで逆転に成功。さらに2番・松野にタイムリーが飛び出し4対2になりました。

松野選手の父・和行さん:
「決勝戦なんで絶対ヤマが来ると思うので、しっかり試合を決めてもらいたい」

聖カタリナは7回にも機動力を使った攻撃で西条をゆさぶり3点を追加。7対2とリ点差を拡大。エース有馬は140キロのストレートとフォークを交え2回以降、西条打線をノーヒットに抑えました。

西条は5点を追う8回、先頭の7番・橘が久しぶりのヒットを放ち打線が目覚めると、ここから怒とうの4連打。1点を返すと3番・藤田凌久にも2点タイムリーが飛び出し7対5。さらに9回、西条は甲子園への執念を見せ1死満塁のチャンスを作ると1番・藤田雄大が犠牲フライを打ち上げ1点差まで詰め寄ります。

しかし反撃もここまで。西条の猛追を振り切った聖カタリナが7対6で初優勝。見事、甲子園の切符を手にしました。

聖カタリナ学園・浮田宏行監督:
「今のメンバーは不祥事を乗り越えてきた選手たち。成長を感じる試合が多かったので、本当に感激してます」

河野嵐主将:
「初優勝で、一安心みんなしてます。甲子園絶対2勝して愛媛の野球をもっと盛り上げていきたい」

夏の甲子園大会は8月7日に開幕します。

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