高校野球・新潟大会は7月23日、準決勝2試合が行われ、帝京長岡と新潟産大附属が決勝進出を決めました。

準決勝・第1試合は帝京長岡と新発田南の対戦。

新発田南の先発マウンドに上がったのはエース小林。今大会、4試合すべてで完投勝利を収め、チームを牽引してきました。

この日も初回から140キロ超えのストレートを連発。帝京長岡打線をゼロに抑えます。

試合が動いたのは2回。新発田南の6番・小川が2アウトから左中間へスリーベスヒットを放ちます。続く打席には7番・服部。レフト前へのタイムリーヒットで新発田南が先制します。

その裏、帝京長岡に2アウト、ランナー2塁のチャンスをつくられますが、簡単には得点を許しません。

しかし、1ー0で迎えた3回裏。ヒットなどで1アウト、ランナー満塁となり、新発田南はこの試合最大のピンチを迎えます。

打席には帝京長岡の4番・茨木。3塁線への鋭い2点タイムリーヒット、さらに続く5番・有馬にも2点タイムリーヒットを浴びるなど、この回一挙5失点。

さらに4回と7回に1点ずつを追加され、7ー1で迎えた8回表。2アウト、ランナー1・2塁の場面で力投を続けてきたエース小林に打順が回ってきます。

【新発田南 小林佑 投手】
「自分に回してくれてうれしかったし、ありがとうという気持ち、流れを持ってこようという気持ちで…」

左中間を破る起死回生の一発で2点を返します。

その裏もマウンドへ上がった小林。球数が130球を超える中、この回を3連続三振で抑えました。

しかし、最終回に反撃の一打は出ず。今大会677球を投げ抜いた小林の夏は準決勝で幕を下ろしました。

【新発田南 小林佑 投手】
「チームのみんなとここまで頑張ってきて、こういう結果だった。みんなに感謝したい」

決勝戦は帝京長岡と、中越に勝利した新潟産大附属の対決となりました。試合は7月25日、ハードオフエコスタジアムで行われます。

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