8月29日に開幕を迎えるパリパラリンピックの陸上女子100メートルに初めて出場する、岩手県紫波町出身の小野寺萌恵選手。夢の舞台で自己ベスト更新を目指す。
7月20日に岩手めんこいテレビを訪れた小野寺萌恵選手(20)。
これまでの国際大会での実績が認められ、7月1日に日本パラ陸上競技連盟からパラリンピックの代表内定が発表された。
初の夢舞台、内定を受けた時の率直な気持ちを聞いた。
パリパラリンピック 陸上代表 小野寺萌恵選手
「パリパラリンピックに内定してすごくほっとした。特別な大会なので、選ばれてとてもうれしかった」
小野寺選手が出場するのは女子100メートル脳性まひなどのクラスだ。
小野寺選手は中学2年生の時に陸上に出会って以来、競技の虜になっているという。
パリパラリンピック 陸上代表 小野寺萌恵選手
「風を切って走るところが楽しいし、面白いという感覚がある」
数々の大会で経験を重ねてきた小野寺選手は、2024年5月には兵庫県神戸市で行われたパラ陸上の世界選手権で銅メダルを獲得した。
今は花巻市を拠点に、パラリンピックに向けて苦手なスタートダッシュの改善を目指し練習に取り組んでいる。
パリパラリンピック 陸上代表 小野寺萌恵選手
「スタートを速くしていき、本番でも速く出せるように。テンポよく速くこげるように走り出していきたいと思う」
また会場の雰囲気に慣れるため、最近は大きな音で音楽を聴くようにしているという。また、試合前に必ず食べるものがあると話す。
パリパラリンピック 陸上代表 小野寺萌恵選手
「勝負飯はメロンが好き。例えば朝ご飯にホテルビュッフェで出た場合は必ず20個くらい取っていた」
20日は、2024年2月にスポンサーとなったトヨタカローラ岩手から、売り上げの一部や社員などから寄せられた寄付金33万円あまりの贈呈式が行われた。
多くの人からの応援を力に、小野寺選手はパリでの飛躍を誓う。
パリパラリンピック 陸上代表 小野寺萌恵選手
「今までの結果よりいい結果を残せるように、自己ベストを出せるようにしていきたいと思っている。初のパラリンピック応援よろしくお願いします」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。