DeNAは11日、横浜スタジアムで行われた中日とのカード3戦目を今季3度目となる劇的なサヨナラ勝利で飾り3連勝。そして阪神を抜き2位浮上となった。

この試合の4番・牧秀悟(26)は1回に先制打、そして1点を追う9回裏に流れを引き寄せる同点打を放った。牧は試合後「無我夢中というか、バットに当てることだけを考えた」「ピッチャーが最少失点で良い流れを作ってくれた」と自身の一打について振り返った。

試合は1回裏、牧のライトへの適時打で先制。1点リードも4回表に勝ち越しを許した。2ー1と1点を追う展開となった打線は9回裏、中日の4番手・マルティネス(27)に対し2死走者無しから3番・オースティン(32)が四球で出塁。代走に知野直人(25)が送られると迎えた牧の第4打席。牧は初球を振り抜き、打球はライトフェンス直撃の適時二塁打に。一塁走者の知野が本塁へ滑り込み同点に追いついた。そして延長10回、1死三塁から8番・京田陽太(30)に自身初となるサヨナラ打が飛び出し幕を閉じた。

主将でもある牧は「粘り強く、チーム全員1点を取る守るということがここ最近できている」と自身を含めチームを称えた。そして「良い勝ち方ができましたし明日からも大事な試合が続くんで。初戦がすごく大事なのでビジター、ホームと相手にのまれないように自分たちの野球をしていきたいなと思います」と連戦に向けて力強く語った。

三浦大輔監督(50)は「諦めなければ何が起こるかわからないと牧が最後に示してくれた」「球場全体の雰囲気、ボルテージを最高潮に上げてくれた」と牧の放った一打を称賛した。

DeNAは12日から東京ドームで首位・巨人との3連戦がスタート。連勝、そして首位奪取に向けチームは勢いに乗る。

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