■陸上・日本選手権3日目 女子800m予選 (29日、新潟市・デンカビッグスワンスタジアム)

パリ五輪の代表選考会を兼ねた日本選手権3日目。女子800m予選が行われ、昨夏のインターハイ王者の久保凛(16、東大阪大敬愛高2年)が2分03秒60の1着で決勝進出を決めた。久保と同組で走った田中希実(24、New Balance)は、2分04秒36で3着ながら、タイムで拾われ決勝進出を決めた。田中は午後5時55分には、5000mの決勝に臨む。

昨日の1500mで5連覇を達成、参加標準記録も突破し5000mに続き2種目目のパリ五輪切符を掴んだ田中。この日は3レース目となる女子800m予選に臨んだ。同じ組には16歳の久保もいる。スタートで飛び出したのは久保。田中は後方につけた。300mを過ぎた辺りで田中が一気に2位に上がる。400mを過ぎると、先頭は久保、2位に田中、3位に卜部蘭(29、積水化学)の三つ巴の戦いに。そして残り100m、久保がスパートをかけ1着でフィニッシュ。2着に卜部が滑り込み、田中は3着となった。久保と卜部が決勝進出を決め、田中もタイムで拾われ決勝進出となった。

【女子800m予選3組】
1着 久保凛  2分03秒60
2着 卜部蘭  2分04秒09
3着 田中希実 2分04秒36

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