ホンダと日産自動車は、経営統合に向けた本格的な協議に入ります。

両社は基本合意書を締結する見通しで、23日午後、正式に発表する予定です。

両社のトップは、23日午前、協議に合流する日産傘下の三菱自動車トップとともに経済産業省と国土交通省を訪問し、報告しました。

3社が協議を急ぐ背景には、EV(電気自動車)や自動運転などの分野で、経営効率化が待ったなしの状況になっていることがあり、特に日産はアメリカ市場で出遅れる中、屋台骨が大きく揺らいでいます。

こうした中、台湾の大手電子機器メーカー「鴻海精密工業」が、日産の株式取得に向け、筆頭株主であるフランスのルノーと交渉していると伝えられています。

日産の経営参画を鴻海が検討しているとの観測が上がる中、協議入りを急いだとの見方が出ています。

23日午後の会見では、開発費の分担など具体的な成長戦略を示せるかが焦点になります。

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