電子部品メーカーの出雲村田製作所が21日、安来市に新工場を建設するため用地取得に向けた協議を正式に進める方針を明らかにしました。

出雲村田製作所は、スマートフォンやパソコンなどに使用されている電子部品「セラミックコンデンサ」の生産能力拡大を目指すため、安来市に新たな工場の建設を検討しています。島根県と安来市の三者で協議を進め、条件が整ったことから正式に用地取得に向けた協議に入ることになりました。

新工場の建設候補地は、安来ICからほど近い安来市切川地区の約20ヘクタールで、用地取得などが順調に進めば、2025年度中に造成に着手、2030年度の工場竣工が予定されています。島根県と安来市は、雇用創出に伴う中海圏域の経済発展や定住・UIターンの促進を期待しています。

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