火事の際、延焼を防ぐためには換気扇の掃除が重要です。

年末年始の繁忙期にあわせ、佐世保市内の飲食店で消防局の職員が立ち入り検査を行いました。

佐世保市消防局は毎年この時期に繁華街にある飲食店を中心に立ち入り検査し、問題があれば指導を行っています。

9日は住宅地にある店が選ばれ、職員2人が午前10時から厨房の設備などを確認しました。

消防署員
「蒸気はここに上がって換気扇で吸って外に出る。ここのフィルターも掃除は?」

店側
「してます」

佐世保市消防局 島勇樹 主査
「(なぜ換気扇チェック?)油のカスに炎が着火し、そこからダクトを通じて建物内に延焼する可能性があるので掃除をするよう指導している」

佐世保市消防局によりますと、管内の飲食店では、この10年で20件の火事が発生していて、そのうち厨房からの出火は15件でした。

店側は
「店舗が住宅地にあるので火事に気をつけてやっていく」

山根慶彰 課長補佐
「年末を迎えるにあたって、著しく古い消火器や腐食が激しいものは交換をお願いしたい」

歳末の立ち入り検査は今週金曜日までに約20軒の飲食店で実施される予定で、担当の職員は事前の連絡なしで訪問することになっています。

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