11月14日昼前、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から、JAXA=宇宙航空研究開発機構の観測ロケットが打ち上げられ、新たに開発されたエンジンシステムの宇宙空間での作動を確認し、打ち上げは成功しました。

14日午前11時半、肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられたのは、観測ロケットSー520ー34号機です。

今回の打ち上げは、液体燃料を使って推進力を得る新たに開発されたエンジンシステムを宇宙空間で作動させて推進性能のデータ取得を目指すもので、エンジンの作動や推力の発生が確認され、実験は成功しました。

内之浦宇宙空間観測所・羽生宏人所長
「さらにこれを熟成させて基幹ロケットの装備に使っていくのは研究者が目指すところ。それに向けて我々も協力していく」

また、近くに設けられた見学場には、平日にも関わらず大勢の人が訪れ、強い光と音を響かせて飛び立つロケットに歓声を上げていました。

見学者
「初めてロケットの打ち上げが見られてよかった」
「すごい音がして、まるでロケットが目の前にいるみたいでちょっと怖かったけれど迫力があって格好よかった」
「すごくきれいだった。豪快だったし、音もすごいし。来たかいがありました」

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