2024年8月の台風の被害で宮古~新田老間が不通となっていた三陸鉄道(岩手県)は復旧工事が終わり、11月14日、3カ月ぶりに全線での運転を再開しました。
14日朝の宮古駅では、三陸鉄道の社員などが横断幕を掲げて乗客を迎えていました。三陸鉄道が3カ月ぶりに全線での運転を再開しました。
2024年8月の台風5号による大雨の影響で、宮古市内の線路の路肩が崩れた三陸鉄道。
この被害により宮古~新田老間では運転見合わせが続き、バスによる代行輸送の措置が取られていました。
復旧作業は工事用の仮設の橋を整備するなど時間を要しましたが、12日に完了し13日の試運転で安全が確認できたとして、三陸鉄道は14日朝の始発から全線で運転を再開させました。
乗客
「よかった、よかった。電車がなければ大変」
通学利用の高校生
「地域や観光客の皆さんに希望を届けられる存在であってほしい」
14日は列車が被災した現場にさしかかると、復旧工事にあたってきた業者などが大漁旗を振って運転再開を祝っていました。
三陸鉄道の石川義晃社長は「全線で運転を再開できてほっとしている。これからも県内外の人たちに楽しい旅を提供していきたい」と話しています。
2024年で40周年の三陸鉄道。またも災害を乗り越えました。
12月からは「こたつ列車」の運行も始まるということです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。