福島県は、令和7年春に県内の全日制・定時制の高校を卒業する生徒のうち、就職を希望する3381人を対象に9月末時点での内定状況を調べた。
その結果、内定を得ているのは2308人で、内定率は68.3%と、前の年の同じ時期を1.5ポイント上回り、平成15年の統計開始以降最高となった。
様々な業種で人手不足が深刻化しているにもかかわらず、少子化によって「売り手市場」に拍車がかかっているのが要因と見られている。
一方、内定者のうち、県内企業への内定が決まっているのは82.5%と前の年の同じ時期よりも0.5ポイント少なくなっている。
福島県は「人手不足や少子化の状況は変わらず、新規高卒者の内定率が高い状況は続く見通し」としながらも、県内企業への就職率の上昇や、企業とのミスマッチを防ぐために、企業や求職者のニーズをとらえる催しや相談の機会を継続して設けていく考え。
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