長崎の花街の歴史をつないできた長崎検番の新人芸妓が1年半ぶりにお披露目され、デビューの日の18日はこれからお世話になる料亭に挨拶に回りました。

デビューの日を迎えたのは長崎検番の新人芸妓「いち果」さんです。

長崎市出身の20代で今年1月から約9か月間、唄や踊りの稽古を積んできました。

いち果さん
「ものすごく緊張しています」「芸事で仕事をしていく憧れが強かったが、いまはお姉さんたちの思いもつなげてみんなに長崎検番を知ってほしい」

18日はこれからお世話になる料亭に挨拶に回りました。

長崎検番には最も多い時で100人以上の芸妓衆が在籍していましたが、現在はいち果さんを含めて12人となっています。

若手芸妓の確保のため、長崎検番は2022年4月に株式会社化し、芸妓は社員として雇用するようになりました。

新人芸妓で社員になったのは2人目です。

いち果さんの晴れ姿を一目見ようと家族の姿も。

いち果さんの妹 花さん
「素敵、かっこよかった」「(長崎の)文化を守ってくれる存在になってくれたら嬉しいし、(長崎)くんちで姉の姿が見る日が来るなら楽しみ」

いち果さん
「生まれる変わるような気持ちで、芸妓いち果として凛とした美しい女性になっていきたい」

1月1日生まれで実りある芸妓人生にとの思いから名付けらた「いち果」さん。

今夜、新人芸妓の育成や発掘を支援する「長崎民芸協会」のお座敷で初めての舞を披露することになっています。

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