1/64スケールクラスの世界の名車や、オリジナルデザインのクルマ、はたまたクルマ以外の乗り物もラインナップする、アメリカ生まれのミニカーブランド『ホットウィール(Hot Wheels)』。今回は人気映画『トップガン マーヴェリック』と映画『ワイルド・スピード』に登場するマシンの数々が追加される。早速そのラインナップを紹介していこう。
◆映画『ワイルド・スピード』の劇中車5台を集めた最新シリーズに注目
映画『ワイルド・スピード』シリーズの劇中車から新たに5車種が加えられた『プレミアム』シリーズダイキャストシャシーと、リアルライダーと呼ばれるゴムタイヤを採用した、ホットウィールの中でもハイクオリティなアイテムがプレミアムカー。その『プレミアム』シリーズのラインナップに、ホットウィールの定番となっている映画『ワイルド・スピード』シリーズの劇中車から新たに5車種が加えられた。
1996 日産 180SX タイプX(10月26日発売)「1996 日産 180SX タイプX」は、第3作『TOKYO DRIFT』の駐車場を舞台にしたシーンで、背景に映り込む車両というマニアックなチョイス。180SXは、S13型シルビアと基本的なメカニズムを共用するが、輸出仕様に設定されたリトラクタブルヘッドライトを備えるファストバックボディを採用し日本国内へ導入。シルビアがS14型へ移行したのちも継続販売されるほどの人気車種となった。今回のモデルは後期型で、走り屋風カスタマイズにしばしば見られる半目ライトとなっている。
トヨタ FJクルーザー(10月26日発売)もう1台の日本車が「トヨタ FJクルーザー」。第10作『ファイヤーブースト』で、敵役の私設軍隊が使用した車両を再現した。FJクルーザーは、1960~84年の長きに渡り生産され、ランドクルーザーの評判を世界中で高めたFJ40系にインスパイアされたデザインのSUV。2006年にアメリカで発売されると、日本でも逆輸入車から人気に火が着き、2010年末に正規販売が開始された。
1987 シェビー・カプリス(10月26日発売)「1987 シェビー・カプリス」は、1965年にシボレーの大型セダンの上級仕様として登場し、独立車種へ格上げされたものの3代目。2代目までは大型化を続けたが、77年登場の3代目はオイルショックの影響もありダウンサイジングされた。第7作『スカイミッション』に登場したグレーの3代目カプリスは、NASCARマシンのようなタイヤとホイールを装着していたが、ホットウィールはそうしたディテールもミニカーへしっかり反映している。
フォード F-150 SVTライトニング(10月26日発売)「フォード F-150 SVTライトニング」は、アメリカのベストセラーの座に君臨するピックアップのFシリーズをベースに、フォードの高性能車/競技車両開発部門のSVTがチューニングしたモデル。第1作『ワイルド・スピード』で、主人公のブライアンが勤務するパーツショップの営業車として使われたのは、今回の初代SVTライトニングだ。
2018 ベントレー・コンチネンタル GT3(10月26日発売)「2018 ベントレー・コンチネンタル GT3」は、興味深いアレンジの効いたモデル。第8作『ICE BREAK』に登場するこのカラーリングのコンチネンタルGTは、初代をカスタマイズしたヴォルシュタイナーBR9エディションだが、今回は3代目のGT3レースカーをベースにしているのだ。2世代違うのだが、オフホワイトをベースに、ボディ中央をバーガンディで染めた個性的な装いによって、劇中車のイメージに仕上がっている。
◆IMSA優勝のZ32と70スープラが新金型でデビュー!
’94 日産 300ZX GTS/ユーロ・ハウラー(10月26日発売)マシンと積載車をセットにした『チームトランスポート』には、レーシング全開な日本車をフィーチャーした3種類がデビューする。
’94 日産 300ZX GTS/ユーロ・ハウラー(10月26日発売)「’94 日産 300ZX GTS」を新規金型でミニカー化。主にIMSAを舞台に活躍したカニンガム・レーシングのZ32レースカーだが、1994年にはセブリング12時間とデイトナ24時間で総合優勝、ル・マン24時間でクラス優勝を飾った。1996~97年には、その車両がJGTCにも投入され、のちにスーパーGTのトップドライバーとなる立川祐路選手がこのマシンでGTレースデビューを果たした。トランスポーターは、バスタイプのボディでマシンをすっぽり包む「ユーロ・ハウラー」だ。
’89トヨタ・スープラ/’18トヨタ4ランナー(10月26日発売)「’89 トヨタ・スープラ」もニューキャストでの登場。70スープラの端正なスタイリングと、力強さを演出するフルエアロのバランスがみごとだ。トランスポーターはトレーラーを牽引する「’18 トヨタ 4ランナー」。ハイラックス・サーフの海外仕様に与えられる車名で、この5代目は日本国外市場専売モデルとなった。
トヨタ・オフロードトラック/フリート・ストリート(10月26日発売)「トヨタ・オフロードトラック」は、オフロードラリーのバハ1000で活躍したマシン。大型ピックアップのT100をモチーフにしたエクステリアだが、シャシーもボディも市販車とは別物の競技専用車両だ。トランスポーターは、トラックタイプの「フリート・ストリート」。白いボディに揃いのストライプでコーディネートされている。
◆映画『トップガン マーヴェリック』のホットウィールはコレクション必須!
F/A-18Eスーパーホーネット(10月26日発売)映画やゲームなどにちなんだモデルを揃える「ポップカルチャー」には、珍しく飛行機を設定。「F/A-18Eスーパーホーネット」は、一大ブームを巻き起こした映画『トップガン』の続編である『トップガン マーヴェリック』に登場する機体だ。
スーパーホーネットは、現在はボーイングに合併されているマクドネル・ダグラスが開発した戦闘機、F/A-18ホーネットの発展型で、初号機はアメリカ海軍へ1998年末に納入。単座のE型と、複座のF型が存在する。全長は約17mだった先代のF/A-18C/Dより1m以上延長され、機体先端のレドームや各翼の面積も拡大。エアインテークはステルス性を高めた形状を採用した。
F/A-18Eスーパーホーネット(10月26日発売)今回のモチーフは単座仕様のF/A-18Eで、劇中機の特徴的なカラーリングやエンブレムを再現。ディスプレイ用のスタンドも付属しているので、普段は未開封で飾っているなら、ぜひ開封用のホットウィールをもうひとつ入手してほしい。
映画ワイルド・スピードの劇中車5台をセレクトした『プレミアムシリーズ』、映画トップガン マーヴェリックのスーパーホーネットが登場した『ポップカルチャー』の価格は各880円(税込)、新旧の日本のレーシングマシンが揃う『チームトランスポート』の価格は各2,475円(税込)。
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