■陸上・ダイヤモンドリーグ(日本時間26日、米オレゴン州・ユージーン)
陸上の世界トップ選手が集うダイヤモンドリーグ(DL)の第5戦が日本時間26日にアメリカ・ユージーンで行われ、女子5000mに出場した田中希実(24、New Balance)が14分47秒69をマーク。パリ五輪の参加標準記録(14分52秒00)を突破し、代表に内定した。
10日に行われた、ダイヤモンドリーグ第3戦ドーハで5000mに出場したが、アフリカ勢のペースに付いていけず、15分11秒21で11位に終わった。
今大会には世界陸上女子10000m銅メダリストのE.タイエ(24、エチオピア)、東京五輪5000m、10000mの2冠のS.ハッサン(31、オランダ)が出場。
スタートは中団からレース展開を見る感じとなったが、先頭集団がペースをあげると1800m付近で最後方に下がった。2200m付近で1周70秒ペース、5月19日のセイコーゴールデングランプリから1週間、移動と時差もありなかなかスピードが上がらず。
それでも2600m付近で落ちてきた選手を確実に捉えて、順位を上げていった。世界陸上女子10000m銅メダリストのE.タイエ(24、エチオピア)が先頭集団を引っ張り、3800m付近では1周68秒ペースに。田中は先頭集団から大きく離されてしまった。
残り1周でトップ集団のペースは1周67秒、最後はE.タイエとT.ゲブラセラマ(24、エチオピア)が最後の直線で競り合い、ゲブラセラマが今季世界最高タイムの14分18秒76で優勝。田中は最後まで粘りの走りでシーズンベストの14分47秒69。パリ五輪参加標準記録(14分52秒00)を突破し、2大会連続の代表に内定した。
田中は昨年の世界陸上ブダペストで8位に入賞していて、参加標準記録を突破した時点で内定が決まった。
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