■MLB ブルージェイズ 1-6 マリナーズ(日本時間11日、ロジャース・センター)

ブルージェイズの菊池雄星(32)が古巣のマリナーズ戦に先発し、6回89球を投げ、3安打1失点、今季最多の9奪三振でマウンドを降りた。今季3度目登板で古巣を相手に奪三振ショーも、初勝利はまたもお預けとなった。打線が開幕から援護なしで、この日は6回を終えて2安打無得点だった。

本拠地ロジャース・センターでは今季初登板となった。対戦相手のマリナーズは菊池がメジャー1年目の2019年から3年間プレー。1回は先頭打者を一ゴロで抑えると、2者連続の空振り三振で最高の立ち上がり。2回は4番・M.ハニガーに四球を与えるが、1死から再び2者連続の空振り三振。カーブ、スライダー、チェンジアップを織り交ぜ緩急のあるピッチングで、序盤はマリナーズ打線を封じた。

だが3回、この回も先頭打者を四球で歩かせると二盗を決められ、1死から1番・クロフォードにタイムリーを浴び先制点を献上。その後はJ.ロドリゲスから連続の空振り三振でここまで7奪三振。

4回は2死からヒットを許したが二塁を踏ませず。5回は3者凡退で、6回はロドリゲスにヒットを打たれたが以降は3人で退けた。7回からN.ピアソン(27)がマウンドに上がった。

試合はその後、7回にゲレーロJr.の3号ソロで同点とし菊池の黒星は回避できたが、チームは延長10回タイブレークでいきなり2ランを浴びるなど1-6で敗戦となった。

昨季はメジャー5年目で初の2桁11勝(6敗)を挙げ、2桁勝利&規定投球回を達成。今季初登板(3月31日)のレイズ戦では4回1/3(90球)を投げ、被安打6(被本塁打1)の3失点で黒星を喫した。6日のヤンキース戦は5回1/3、7K無失点の快投も打線の援護なく、初勝利はお預けとなっていた。

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