広島ドラゴンフライズは、初のチャンピオンシップセミファイナルで名古屋ダイヤモンドドルフィンズと敵地で対戦しました。守備の広島と攻撃の名古屋、矛盾(ほこたて)対決の行方は?

金のしゃちほこ輝く名古屋城のすぐ近くのドルフィンズアリーナに広島ドラゴンフライズの選手たちは元気に乗り込んで来ました。

山崎 稜 選手
「ずっとこの1週間、楽しみにしてやってきたので是非勝って帰りたいと思います」
ファン
「ちょっと正直いい意味でびっくりですね。山崎に頑張ってスリーポイント決めて欲しいな」
「ファイナル行ったことないので、気合いでいつも通りやるだけですね」
「今日は勝ってるくれると信じています! 誰を信じて?朝山さんですかね」


第1クォーター、白のユニフォームのドラゴンフライズ中村の3ポイントで先制すると、激しいディフェンスでスティールからボールを奪うなど、狙い通りロースコアーの展開に持ち込みます。
しかし、相手のアグレッシブな激しいディフェンスを受け、シュートがことごとく外れます。逆に名古屋の張本らに3ポイントを次々と決められ、あっという間に二桁のリードを許します。14点差を付けられ、第3クォーターに向かいます。


山崎 稜 選手
「ハーフタイムで、しっかり後半が大事ってことはチーム全員で再確認して、もっとエナジーを持ってやんなきゃいけないうことで、みんなで共通認識を持って臨みました」

第3クオーターからは、スイッチディフェンスのシステムを一部変更。すると広島のディフェンス力・盾(たて)が炸裂します。


まずはマーフィーのブロックショットでボールを奪います。中村がすかさず3ポイントを決めて、7連続得点で追い上げます。リバウンドでもエバンスがゴール下でボールを奪いシュートを決めて6点差に。


そして山崎が二桁得点となる3ポイントで1点差に詰め寄ります。ここから更に激しく守り、山崎がスティールに成功。そして遂にブラックシアーが3ポイントを決め、逆転に成功します。

エバンスがたたみかけるように技ありのショットを決めリードを広げます。さらにエバンスのパスから中村がゴール下で決めきります。第3クォーターをわずか3失点に抑え逆に7点リードして最終クォーターへ。
最終クオーターは、一進一退の攻防となりますが、最後まで逆転を許さず逃げ切って初戦を見事勝利し、ファイナル進出に王手をかけました。


船生 誠也 選手
「勝ちジャケ~!」

日曜日のゲーム2。接戦を制し決勝に王手をかけた広島ドラゴンフライズ。

中村 拓人 選手
「自分たちが持っているモノを全て出して今日で決めたいなと思います」

ファン
「第三クォータ-の大逆転があったので、きょうもディフェンス期待しています」

しかし前日同様、序盤はディフェンスが甘く、名古屋の 齋藤 拓実 らに3ポイントを次々に決められるなど、前半だけで前日と同じ14点をリードされ折り返します。

第3クォーターは、「アグレッシブにいった」とエバンスがゴール下に切れ込み次々とシュートを決め、このクォーターだけで15得点し追い上げを図ります。

しかし、要所で日本を代表する須田らに3ポイントを決められ追いつけません。広島は中村がスティールでボールを奪いますが、相手の速い攻撃につられ惜しくもシュートミスし、万事休す。ゲーム2はリベンジされ、7点差で敗れました。


石田 充アナ
広島ドラゴンフライズは、チャンピオンシップセミファイナルで1勝1敗となりました。この後きょう午後7時5分からの第3戦で、初の決勝進出をかけた大一番を迎えます。きょうこそ試合開始から強度の高いディフェンスで強力な名古屋攻撃陣を止め、勝利を目指します。

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