■第11回木南道孝記念陸上競技大会(12日、大阪・ヤンマースタジアム長居)

女子800mで昨夏の全国高校総体(インターハイ)王者の久保凛(16、東大阪大敬愛高2年)が2分5秒11で優勝を果たした。

タイムレースとなった女子800m、3組に16歳の久保凛が登場。4月の金栗記念では世界陸上ブダペスト代表の田中希実(24、New Balance)に競り勝ち優勝。そして、5月3日の静岡国際では昨季の日本選手権優勝の池崎愛里(25、ダイソー)を突き放し、自己ベストを約2秒更新する2分03秒56、U18の日本記録も更新しての優勝と実力を付けてきた。

6月27日から行われる日本選手権の試金石となる大会、久保は好スタートでトップに立つと前半レースを引っ張る展開になった。

力まないリラックスした走りで1周は62秒で通過。ラスト1周も先頭を譲らず、最終コーナーで渡辺愛(園田学園女子大)が追い込んできても、さらにスピードを上げて突き放した。最後も失速することなくトップでフィニッシュ。2分5秒11でこの組1位、全体でもトップで優勝を飾った。

レース後は「思っていたより前半が遅くなってしまった。リズムを大切にしながら後半上げていった」と振りかえった。「次のレースで高校記録を出す。日本選手権にも出場するので優勝をする」と口にした。

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