■MLB メッツ 0-1 カブス(日本時間2日 ニューヨーク、シティ・フィールド)

メッツ戦に勝利し、開幕から無傷の5連勝と、圧巻の投球を見せているカブスの今永昇太(30)。メジャー初の中4日のマウンドながら、最長となる7回87球を投げ、被安打3、奪三振7、四死球1の無失点。規定投球回数もクリアし、防御率はリーグトップの0.78、さらに勝利数もリーグトップタイに名を連ねた。

「今日はあんまり球威がある方ではなかったので、その分制球を気をつけながら投げた」。2回、3回はスコアリングポジションに走者を置くピンチを招いたが無失点。「とにかく弱い球が相手のストロングポイントにいかないように、そうすると相手の術中にはまってしまうので、そういうボールを避けながら。今日は何球か助かったボールもありましたけど、結果的にゼロで抑えられて良かった」と振り返った。

初の中4日のマウンドは「調整の最中は身体もちょっと疲れているなって、大丈夫かなって思いながら」臨んだ。「ブルペンもそこまで良くなかったですし、試合に入っても良くなかったんですけど、本当になんとか凌いで凌いで凌いで。もう1回これやれと言われたらなかなかできないと思うので、本当に今日は勝てて良かったなと思います」。

6回(77球)での降板もよぎっていたというが自身メジャー最長となる7回87球。「このタイミングで監督が中4日で行ってくれという意図も感じるので、そういったところの背景も理解しながら、あともう1イニングいけたので。7回で十分かな」と話した。

取材では今永節も忘れなかった。初のニューヨークでの登板の感想を問われると少し間を置いてから「スパイダーマンで見てた景色がホテルから広がっていたので、なんかスパイダーマンで見たなって思いながら見ていました」と答え、現地記者を笑わせた。

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