■MLB ブルージェイズ 2ー4 ドジャース(日本時間28日 カナダ・トロント、ロジャース・センター)
ブルージェイズの菊池雄星(32)が28日(日本時間)、本拠地でのドジャース戦に先発。6回、91球を投げて、被安打9、奪三振3、四死球0、失点4、防御率は2.28から2.94。今季2敗目となった。「ボール自体はすごく良かったですし、いいバトルができたかなと思いますけどね。ただ、2アウトからの失点とか、そこは打たれたものはしようがないですけど、もう少し配球も含めて厳しく投げきれれば良かったかなと、工夫できたかな。ちょっと今日はスライダーが終始決めきれなかったですね」と振りかえった。
花巻東の後輩、大谷翔平(29)との今季初対戦については「“よっしゃ”とは思わないですよ(笑)すごい打者ですから。でもやるとなったら“よし”という感じにはならない。“やった。対戦できる!”とは思わない」と口にした。
2回の第2打席では大谷に打球速度が自己最速191.8キロのライト前タイムリーを打たれたが「本当にインコースの悪くないボールだったと思いますし、自分自身も腕を思い切り振ったボールでしたけど、投げた瞬間にライト前に行っていたんで(苦笑)、打球が速すぎて見えなかったんですけど、本当にパワーもそうですけど確実性も含め、本当に毎年どんどんレベルアップするので、僕もそれに負けないようにね、対戦を楽しみにしながら、でも、どうやったら抑えられるんだろうというのを日々考えながらやっていますけどね」とコメント。
「二刀流をしていること自体が考えられないですね、本当に。僕、ピッチャーしかやっていないですけど、投げ終わった後、3日間くらいは体が使いものにならないんで(苦笑)、彼は数時間後にバッターで立っている。本当にその中であの数字を残したというのはすごい考えられないし、僕とかは筋肉痛で2、3日動けないんですけど、そういう中で二刀流で数字を残しているのはちょっと考えられないし、さらに今年はバッターに専念したら、それは疲労度合いも違うでしょうから、とんでもない数字がシーズン後に残っているんじゃないかなと、違うリーグで良かったなと素直に思いますけど」と改めて後輩・大谷の凄さを感じていた。
今季初対戦は3打数1安打1打点だったが「基本的には(体を)泳がせるしかない(笑)真っ直ぐ意識させて体を開かせて、カーブやスライダーで泳いでもらうのが、唯一とは言わないが、そういう状態をどう作るかが鍵。最後の打席だけは、速球とスライダーを意識させて、最後カーブっていうのができたかなと思う」と4回の第3打席で奪った空振り三振は狙いどおりの配球と語った。
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