■MLB ブルージェイズ 2ー4 ドジャース(日本時間28日 カナダ・トロント、ロジャース・センター)

ブルージェイズの菊池雄星(32)が28日(日本時間)、本拠地でのドジャース戦に先発。6回、91球を投げて、被安打9、奪三振3、四死球0、失点4、防御率は2.28から2.94。今季2敗目となった。

連勝と好調の菊池は花巻東の後輩、大谷翔平(29)が所属するドジャース戦に登板。今季は高めのストレートと低めのカーブの組み立てで好調をキープ。1回、1番のナ・リーグ首位打者のM.ベッツ(31)には際どいコースを攻めていくが審判にストライクを取ってもらえずカウント3-1にすると153キロのストレートをセンターへ。センターのD.バーショ(27)がダイビングキャッチを試みたが届かず、スリーベースとしてしまった。

今季初となる花巻東の先輩後輩対決、2番・大谷翔平(29)にはストレート勝負、157キロのストレートでセカンドゴロ。アウト1つを奪ったが、続く3番F.フリーマン(34)には154キロのストレートをレフトへ運ばれ、犠牲フライで1点を失った。

続く2回には先頭の6番・K.ヘルナンデス(32)にストレートをライト前ヒット、7番・A.パヘス(23)にはスライダーをレフト前ヒットと連打を許すと、9番・C.テイラー(33)にはカーブをセンター前へタイムリーと全て違う球種を捉えられてしまった。そして、2死一、三塁で大谷との2度目の勝負、2球で2ストライクと追い込んだが、勝負球のスライダーが2球とも外れ苦しくなると、5球目、158キロのストレートを完璧に捉えられてライト前タイムリー、3対0とリードを広げられてしまった。

3回も走者を許したが無失点、しかし、4回、先頭のM.ロハス(35)に左中間へのツーベースを打たれると、9番・テイラーには送りバントを決められ1死三塁とピンチを招いた。迎えるは1番・ベッツ。カウント2-2と追い込んだが内角低めのストレートを上手く合せられセンター前へタイムリー。菊池は今季最多となる4点目を失った。

そして、大谷と3度目の対戦。ここはスライダー中心に組み立てて、カウント2-2と追い込むと最後は内角低めへのカーブで空振り三振に打ち取った。

好調のドジャース打線に苦戦していた菊池だが5回はこの試合初めて3者凡退、6回もリズムよく3人で抑えた。菊池は6回、91球を投げて、被安打9、奪三振3、四死球0、失点4、防御率は2.94、序盤の失点が響き今季2敗目となった。

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