■バレーボール イタリアセリエA プレーオフ3位決定戦4戦 ミラノ 3-1 トレンティーノ(日本時間28日、イタリア・ミラノ)

バレーボール・セリエAのプレーオフ3位決定戦第4戦が行われ、日本代表主将の石川祐希(28)が所属するミラノがトレンティーノにセットカウント3-1(25―21、18―25、25―20、25―21)で勝利。ミラノは3勝1敗となり、チーム初の最高順位となる3位に輝いた。石川は両チーム最多28得点の活躍でMVPを獲得。イタリアに渡り10年目にして初の最高位を掴み、レギュラーシーズン6位が同1位を倒す“下剋上”を成し遂げた。

3戦先勝のプレーオフ3位決定戦で、石川の所属するミラノはここまで2勝1敗。チームと自身初の3位に王手をかけ、トレンティーノとの第4戦に臨んだ。

ホームでの大声援を背に先発した石川は第1セット、アタック以外にもトスやレシーブで仲間の得点をアシスト。相手のミスにも助けられ25-21で第1セットを奪う。

第2セットを失い、セットカウント1ー1で迎えた第3セットは、9ー9の場面で石川がブロックアウトを誘い、このセット初めてのリードを奪うと、さらにブロックで連続得点。勢いに乗った石川は、サービスエースにバックアタックと次々と得点を決める。最後もバックアタックで締め、このセット11得点の活躍でミラノが奪った。

第4セットも一進一退の攻防が続き17ー17の同点から、石川がブロックの間を抜くアタックを決めると、他の選手もブロックで連続得点。チームは勢いづき会場も沸く。最後も石川が強烈なアタックを決め25ー21で奪い、セットカウント3ー1でミラノが勝利した。

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