パリオリンピック™・パラリンピックTEAM JAPAN応援感謝イベントが30日、東京・日本橋の中央通りで開催された。
出発式では、パリ五輪、体操の男子団体で金メダルに輝いた萱和磨(28)が挨拶。「とても楽しみにしてました。僕は晴れ男なので、晴れて良かった。ちょっと寒いですがオリンピックの熱い声援を思い出して、あったまってもらえたらと思います」と快晴の空の下、このイベントへの思いを語った。
パリパラリンピックのバドミントン女子シングルス(WH1・車いす)で連覇を達成した里見紗李奈(26)は「緊張する」と天を仰いでから「応援してくれた皆様の目を見て、感謝を伝えられるイベントに参加することができてとてもうれしい」と笑顔を見せた。
そしてパレードが始まり、選手たちは3つのグループに分かれてスタート。7、8人が一組となり、オリンピアンとパラリンピアンが一緒になって、日本橋の中央通り約700mを、沿道に詰めかけたファンたちに手を振りながら、ゆっくり歩みを進めた。
ボッチャ混合団体で銅メダルに輝いた廣瀬隆喜(40)は「パラリンピックでは皆さんの声援が大きな力になりました。ありがとうございました」と、沿道の人たちに向けて感謝を述べた。
レスリング女子76kg級で日本女子史上初となる五輪・最重量級での金メダルを獲得した鏡優翔(23)は、沿道の人たちとのやり取りを楽しんだ。
鏡:レスリングの鏡優翔です!
沿道のファン:かわいいー!
鏡:ありがとうございます!“かわいい”でやらせて頂いてます(笑)フフフ。ホントにたくさんの応援のおかげで金メダルを取ることができました。このような場で感謝の気持ちを伝えることができてホントにうれしいなと思います。みなさんにお会いできてほんとにうれしいです。ぜひ楽しんでいってください。
選手たちは、サインや写真撮影にも気軽に応じるなど、思い思いに感謝を伝え、肌寒いながらも、あたたかいイベントとなった。
2016年のリオ五輪の後は、オリンピックとパラリンピックのメダリストによる合同パレードが行われ、約80万人の観衆が集まった。21年東京大会では新型コロナウイルス感染拡大の影響により、パレードは実施されなかった。
*写真は鏡優翔選手。
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