■ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 日本 6ー3 韓国(15日・台湾・台北ドーム)
日本は韓国を相手に前半2度リードを許すが逆転勝利。初戦のオーストラリア戦に続き2連勝を飾った。国際大会での韓国戦は2017年、アジアプロ野球チャンピオンシップから9連勝となった。
試合は1点ビハインドで迎えた5回裏、2死満塁から牧秀悟(26、DeNA)に2点適時打が飛び出し逆転に成功。7回には森下翔太(24、阪神)に2ラン本塁打が飛び出した。投げては先発・髙橋宏斗(22、中日)が4回2失点、2番手で登板した隅田知一郎(25、西武)は3回1失点も後半は韓国打線に反撃を許さずリードを守り切った。
初戦のオーストラリア戦では牧、森下、栗原陵矢(28、ソフトバンク)に適時打が飛び出すなど13安打9得点。終盤にリードを広げ白星発進となった。
舞台を台湾・台北ドームに移し迎えたオープニングラウンド第2戦の相手はプレミア12初代王者の韓国。これまで韓国とはプレミア12で過去2大会で4度対戦し3勝1敗。前回大会の決勝戦では5ー3で逆転勝利し日本が初優勝を飾っている。
この試合の先発・髙橋は9日に行われたチェコ共和国との強化試合(バンテリンドーム)で先発登板し3回4安打1失点で降板 している。レギュラーシーズンは21試合に登板し12勝4敗、防御率1.38をマークし最優秀防御率のタイトルを獲得した。野手陣のスタメンはオーストラリア戦と変わらず4番には森下が起用された。
髙橋の立ち上がりは先頭のホン・チャンギ(30)に左安打を放たれると2番・シン・ミンジェ(28)に送りバントを決められ1死二塁となった。得点圏に走者を背負い3番・キム・ドヨン(21)を空振り三振に抑えるも4番・ムン・ホギョン(24)に左安打を浴び2死一、三塁に。しかし5番・ナ・スンヨプ(22)から空振り三振を奪い無失点に凌いだ。
打線はその裏、韓国の先発・チェ・スンヨン(23)に対し先頭の桑原将志(31、DeNA)は空振り三振、2番・小園海斗(24、広島)は二ゴロ。2死を奪われると3番・辰己涼介(27、楽天)は一ゴロに倒れ三者凡退となった。
2回表、1死走者無しからパク・ドンウォン(34)に左二塁打を放たれると9番・イ・ジュヒョン(23)には投安打で出塁を許し2死一、三塁とピンチを招いた。迎えた1番・ホン・チャンギにセンターへの適時打を浴び先制点を与えた。
1点を追いかける展開となった打線はその裏、4番・森下が中安打、5番・栗原が右安打を放ち無死一、二塁とチャンスを作った。6番・牧は強い当たりの打球も三直。7番・清宮幸太郎(25、日本ハム)は一ゴロも走者を進め2死二、三塁に。迎えた8番・紅林弘太郎(22、オリックス)はカウント2ー2からの6球目、ストレートを捉えレフトへの適時打に。走者2人が本塁へ帰り逆転に成功した。
リードを奪うと3回表、髙橋は3番・キム・ドヨンから始まる打線を三者連続三振に抑えた。しかし中盤に入った4回表、1死走者無しから7番・パク・ドンウォン(34)にレフトスタンドへのソロ本塁打を浴び同点に追いつかれた。
髙橋は4回78球を投げ抜き7安打8奪三振2失点でマウンドを降りた。5回表からは2番手・隅田知一郎(25、西武)が登板。先頭の2番・シン・ミンジェに中安打を放たれると2死三塁から代打・ユン・ドンヒ(21)にセンターへの適時二塁打を浴び勝ち越しを許した。
1点を追う展開となり5回裏、韓国の3番手・クァク・トギュ(20)に対し2死走者無しから3番・小園、4番・森下が四球、5番・栗原は死球を受け満塁に。すると4番手・イ・ヨンハ(27)に対し6番・牧がカウント1ー1から3球目をセンターへの適時打に。2点を加え再び逆転に成功した。
7回裏には韓国の5番手・チェ・ジミン(21)から2番・小園が右安打で出塁すると1死一塁から6番手・チョン・ヘヨン(23)に対し4番・森下がカウント2ー2からの5球目を振り抜き左中間スタンドへ。2ラン本塁打が飛び出し6ー3とリードを広げた。
8回表は3番手・藤平尚真(26、楽天)が登板し5番・ユン・ドンヒ、6番・チェ・ウォンジュン、7番・パク・ドンウォンを三者連続の空振り三振に抑えた。
3点リードで9回表は4番手・大勢(25、巨人)がマウンドに上がると韓国打線に反撃を許さず試合終了。
試合後、侍ジャパンを率いる井端弘和監督(49)は「こういう苦しい試合を取れたっていうのは非常に大きいと思いますので、明日も続けてやっていけたらいいなと思います」と意気込んだ。オープニングラウンドを2連勝で飾った侍ジャパンの次戦は16日、台北ドームで台湾と対戦する。
【ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 オープニングラウンド 日本の試合日程(グループB)】
11月13日(水) 日本 9ー3 オーストラリア @バンテリンドーム ナゴヤ
11月15日(金) 日本 6ー3 韓国 @台北ドーム
11月16日(土) 日本ー台湾 @台北ドーム
11月17日(日) キューバー日本 @天母スタジアム
11月18日(月) 日本ードミニカ共和国 @天母スタジアム
【スーパーラウンド 決勝・3位決定戦】
A、B各グループ上位2チーム 11月21日(木)~11月23日(土)@東京ドーム
決勝(スーパーラウンド1位、2位)、3位決定戦(スーパーラウンド3位、4位)11月24日(日)@東京ドーム
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。