高校生バレーボーラーの大一番、『春の高校バレー』です。
9日行われる広島県予選決勝を前に、男子の決勝進出チームをご紹介します。
勝てば11年連続51回目の全国大会出場となる崇徳高校。
全国大会優勝17回を誇る高校バレー界屈指の名門校です。
注目は、アウトサイドヒッターの1年生・伊藤聖哉選手。
最高到達点3メートル28センチと、チームトップクラスの高さが武器で、長年チームを率いる名将・本多洋監督もエースとして、期待を寄せています。
チームのキャプテンは、3年生の山本愛也選手。
セッターとして、正確なトスが持ち味で、崇徳伝統のコンビバレーのキーマンです。
【山本愛也選手】
「粘り強いレシーブからの切り返しのクイックや時間差で崇徳の伝統であるコンビバレーを展開していきたい」
また、1,2年生が多いチームの精神的支柱としての役割も期待されています。
【山本愛也選手】
「(レギュラーの)3年生は自分と小金泰平選手の2人しかいないので、その分下級生がコートの中でやりやすいような声掛けや雰囲気作りを意識しています」
インターハイ予選で破れ、ことしは、全国の舞台に立てていませんが、残されたラストチャンスを掴むべく、決勝に挑みます。
【山本愛也選手】
「春高が最後になるから、しっかり自分たちのやってきたことを出せるようにやっていきたい」
一方、その「常勝軍団」を下し、ことし、インターハイ初出場を決めた、瀬戸内高校。
4年連続となる決勝の舞台で、春の高校バレー、全国大会初出場を狙います。
今年のチームは、キャプテンでエースの中江礼選手を中心とした粘り強いバレーで、広島県予選を勝ち上がってきました。
決勝の相手・崇徳には高さで劣るものの、その差をカバーするために、レシーブやブロックを強化。
堅い守備で、全国への切符を掴めるか、注目です。
【中江 礼選手】
「(チームの平均)身長が小さいので、レシーブでとにかく粘って、粘って、点を取るバレーです。去年よりも成績が良くて、成績は良いんですけど、自分たちの目標にはまだ辿り着いていない。この試合に勝って、その目標に少しでも近づけるように頑張っていきたいです」
《スタジオ》
春高バレー広島県予選決勝はあさって9日、土曜日、マエダハウジング東区スポーツセンターで開催。
TSSでは、土曜日の深夜に決勝の模様を放送します。
8日は、女子の決勝進出チームをご紹介します。
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