全国大会で3位に輝いたダンスの名門校、その部員たちが今度は同じく全国大会を目指すサッカー部の応援へ。
活動の様子を密着取材しました。
福岡市中央区の福岡大学付属若葉高校ダンス部。
全日本大会で最優秀賞にあたる文部科学大臣賞を8回受賞した高校ダンスの名門です。
若葉高校ダンス部はこの夏、高校ダンス部日本一を決める大会に出場。
華麗なリフトで会場を魅了し、約600校がエントリーする全国大会で3位に輝きました。
大舞台を終えたダンス部員たちが休む間もなく訪れたのは福岡市博多区の博多の森陸上競技場です。
なにやら練習をしているようですが…。
◆若葉高校ダンス部 下山波瑠部長
「サッカー部の応援の会場に向かってます」
この日行われていたのは、全国高校サッカー選手権福岡大会の準決勝。
対戦相手は強豪の東福岡高校(福岡市)です。
ダンス部と同様、全国大会出場を目指す若葉高校サッカー部の大一番。
ダンス部は吹奏楽部とともに応援団を結成し、スタンドから選手たちにエールを送ります。
◆若葉高校ダンス部3年 倉本あかりさん
「サッカー部の先生から(前回の試合で)ダンス部はすごかったって言ってもらえた。今回も頑張りたい」
Q.今年のサッカー部はどう?
「強い!夏も活躍していたし、クラスにもたくさん試合に出ている子がいます」
若葉高校サッカー部は今年の夏、福岡県代表としてインターハイに初出場し、見事ベスト16に輝きました。
今回も全国大会への出場が期待されています。
午前11時、試合開始。
スタンドから応援団が声援を送りますが、開始わずか1分で東福岡高校が先制。
若葉高校はその後も得点を入れることができず、前半は0ー2でハーフタイムに。
◆若葉高校ダンス部3年 渡辺凪咲さん
「まだ自分たちの応援が足りないかなって思うので頑張ります」
応援団は心を一つにしてスタンドからサッカー部にエールを送ります。
後半が始まり若葉高校は必死の攻防を見せますが、東福岡高校の得点は続きます。
そして試合終了のホイッスル。
若葉高校は相手のゴールを割ることができず0ー6で敗れ、東福岡高校の決勝進出が決まりました。
◆若葉高校ダンス部3年 倉本あかりさん
「サッカー部の3年生にとっては最後の大きな大会。悔しいっていう気持ちは分かる。少しでもやりきれたって思えた試合になっていたらいいなと思います」
◆若葉高校サッカー部 森部絢 主将
「自分たちのためにダンス部や吹奏楽部、先生方がここまでやってくれたのに、自分たちが結果で返せなかったのはしっかり自分たちの実力を受け止めて、次につなげたい」
大切な仲間の応援を終えたダンス部の部員たち。
これで終わりかと思いきや…。
◆若葉高校ダンス部 下山波瑠 部長
「若葉高校に帰って、これから定期公演の練習をします」
3年生にとって高校生活の集大成となる定期公演。
12月21日の本番に向けて学校に戻り練習を続けるといいます。
Q.けっこう大変ですね
◆若葉高校ダンス部 下山波瑠 部長
「大変なんですけど、定期公演まで本当に時間がないので、みんなで踏ん張って頑張ろうと思います」
若葉高校ダンス部の挑戦はまだまだ続きます。
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