広島カープの日南秋季キャンプは、第1クールの最終日を迎えました。若鯉たちが、鍛錬の成果を見せてくれています。

7日も午後から紅白戦が行われた日南キャンプ。白組先発は、今シーズン最終戦でプロ初登板を果たした 滝田一希 でした。秋季キャンプのテーマは、「ストライク率を上げる」。

初回はテーマどおりのストライク先行とはいかなかったものの、全てフライアウトで三者凡退に押さえます。

2回にはフルカウントから先頭の 田村俊介 をプロになって手応えを得たというフォークで空振り三振。

ランナーを1人背負いますが、2アウトからはショートへの強い当たりを 二俣翔一 が華麗な身のこなしで3アウト。

おとといの侍ジャパンとの練習試合では3つのフォアボールを与えたものの、7日はゼロ。キャンプ3日間で300球以上を投げこみ、疲労があった中ですが、無失点で抑えました。

紅組の先発は、松本竜也 。特徴でもある、スピン量の多いストレートとフォークのコンビネーションで2イニング連続、三者凡退。3つの奪三振もマークし、その力を発揮しました。

野手で輝きを見せたのは、チーム最年少の 仲田侑仁 でした。まずは第1打席、「キャンプは楽しいのとしんどいのと半々だ」と語る “未来の大砲” 候補は、ファーストストライクをセンターにはじき返し、ヒットを放ちます。

さらに、直後のファーストの守備でも一塁線への強い打球を、大きな体を軽快に動かし、投手を救うファインプレーを見せます。

今シーズン、1軍で2年ぶりの打点をマークした 中村奨成 。大道温貴 が投じた初球を右中間へはじき返し、タイムリーツーベース。そして、送球間に三塁も陥れます。

さらに、レフトの守備ではファールフライを走って走ってスライディングキャッチ。好守に渡りアピールをしました。

前日の紅白戦では打線が奮起しませんでしたが、4回には 林晃汰 がツーベースヒットを放つと、5回には 韮澤雄也 にも長打が飛び出すなど、よくバットが振れていた若鯉たち―。

バットを振り込んだ成果を発揮する、第1クール最終日の紅白戦となりました。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)

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