スケートボード界で活躍する宮崎市の高校1年生が、4年後のロサンゼルスオリンピックで金メダル獲得を目指し技に磨きをかけています。

宮崎市に住む高校1年生櫻井壱世選手。
父・健司さんの影響で3歳からスケートボードを始め、父親などが手作りした専用の練習場で練習に励んでいます。

櫻井選手は、今年8月にヨーロッパで開催されたコンテストで準優勝。
東京・パリオリンピックで2大会連続金メダルを獲得した堀米雄斗選手も出場したトップレベルの大会で、快挙を成し遂げました。

(櫻井壱世選手)
「1本目でミスってしまって、2本目で技を落とすと勝てなくなるので、『これで行くぞ』。そして、2回目決められて2位になりました。ほっとした気持ちで得点が出て2位でメダルが取れる順位だったので『よっしゃー』となりました。」

私が櫻井選手を取材したのは、8年前に続き2回目…。

(福盛リポーター)
「久しぶりに櫻井選手に会ったけど、いつ以来?」
「小学4・5年くらい」

「スケボーの調子は?」
「去年、初めて大きなけがをして落ち込んだし手術をしたんですが、最近ボルトを抜いて調子も上がってきました」

高校生となった櫻井選手は、世界トップの選手しかできない大技「キックフリップボディーバリアル540」を新たに習得。

親子二人三脚で歩んできたこの12年。
幼いころから夢見てきたオリンピック出場は、「目標」と言えるところまで近づいてきました。

(櫻井壱世選手)
「次の日本選手権で優勝して、またオリンピックの強化指定選手に入って、オリンピック予選の世界大会に出て、そこで結果を出して次のロサンゼルスに行きます」

2021年の東京オリンピックから採用され、注目が高まるスケートボード。
櫻井選手が出場する・男子パークは、日本代表が唯一オリンピックでメダルを取れていない種目です。

(櫻井壱世選手)
「オリンピック予選(男子パーク)は、過去に日本人で決勝に残った選手が1人しかいなくて、(日本人は)メダルも取ってないので、メダルを一番最初にとります」

(櫻井選手)
「絶対取ります!」

日本スケートボード界の未来を担う15歳が、世界の頂点を目指します。

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