【日本―カタール】後半、チーム2点目のゴールを決め、祝福される木村(中央)=ドーハ(共同)

日本が難関を突破した。主将の藤田が「サッカー人生で一番と言っていいほど緊張する試合になる」と形容した大一番。アウェーの逆風にさらされながら、開催国カタールとの一戦を制した。

1次リーグ最終戦で韓国に敗れ、B組2位に甘んじた。カタール戦を2日後に控えた23日夜。チーム発足後、初めて選手だけのミーティングが開かれた。藤田が意思統一の重要性を説き、副将の山本は「(周りから)悪いことも言われる。だけど、この(チームの)中はファミリーだぞ」と訴えたという。

1次リーグで逸機が続いた佐藤は、抱え込んでいたふがいない思いを吐露し「楽になった」。約20分でも本音をぶつけ合った濃密な時間を経て、結束力を高めたチームが4強入りを果たした。

若手の海外移籍が加速し、国際試合期間外の最終予選に主力の一部は招集できていない。多くの困難を越え、8大会連続の五輪出場まであと1勝に迫った。(共同)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。