■MLB ナショナルズ 1-2 ドジャース(日本時間26日、ワシントンD.C.ナショナルズ・パーク)
ドジャースの山本由伸(25)はメジャー6度目の先発登板で、6回97球を投げ4安打無失点、7奪三振の快投をみせ、メジャー2勝目を挙げた。初勝利のカブス戦(7日)から3試合ぶりの白星を手にした。
ドジャースは今季2度目の同一カード3連勝、22日のメッツ戦から4連勝を飾った。大谷翔平(29)は4打数無安打で10試合ぶりにノーヒットとなった。
山本は移籍後2度目となる中5日での登板。捕手はカブス戦と同じくA.バーンズ(34)が務めた。
1回は先頭・エイブラムズを一直に打ち取ると、後続は左飛。さらに19年にオリックスに在籍していたメネセスを見逃し三振で抑えて15球の3者凡退。その後、ドジャース打線は2回にT.ヘルナンデス(31)が6号ソロを放ち先制点を挙げた。
2回は切れ味鋭い変化球で攻め、4番・ガルシアをスプリットで空振り三振に仕留めると、続くルイーズをカーブで見逃し三振。ガロに四球を与えてランナーを出すが、ロサリオをスプリットで左飛に打ち取った。
3回はバルガスを一ゴロに抑えると、9番のヤングにこの日初ヒットとなる二塁打を許したが、1番・エイブラムズを中飛、ウインカーを一ゴロで切り抜けた。
1点リードのまま迎えた4回は、先頭の元同僚メネセスに二塁打を打たれると、ガルシアを左直、ルイーズを低めのフォーシームで左飛。最後はガロをフルカウントからスプリットで見逃し三振に抑え、無失点を刻んだ。
勝ち投手の権利がかかる5回は、先頭・ロサリオの顔面付近に飛んできた強烈ピッチャー返しをスーパーキャッチ。打球速度168キロであわや大ケガの場面も、山本のファインプレーに敵地ファンからも拍手が送られた。その後、バルガスをスプリットで空振り三振、ヤングを低めのフォーシームで見逃し三振に仕留め、3者凡退で勝利投手の権利を得た。
ロバーツ監督は試合前「速球のストレートが今日のポイントとなる」と話していたが、ヤングに対しては6球全てストレートで攻め、この日6個目の三振を奪った。
前試合に続き6回のマウンドに上がった山本は、1番・エイブラムズを右直、ウインカーをカーブで見逃し三振。続くメネセスに2打席連続のヒット、ガルシアに内野安打を許したが、ルイーズをカウント2-2から遊ゴロで打ち取り、無失点で切り抜けた。
7回から2番手A.ベシア(28)がマウンドへ。2者連続の空振り三振で2アウトとしたが、バルガスの投ゴロをグラブトスで対応するもボールが逸れ、2死二塁のピンチに。だがヤングを空振り三振で切り抜けた。
8回はD.ハドソンが1番・エイブラムズにヒットと盗塁を許すと、ウインカーを一ゴロに打ち取ったが、メネセスのタイムリーを浴び2-1と1点差に。だが4番・ガルシアを空振り三振、ルイーズを中飛で抑えた。9回はE.フィリップスが抑えてゲームセット。リリーフ陣が何とか1点を守り切り、山本は3試合ぶりの2勝目を飾った。
前回のメッツ戦(20日)では、メジャー自身最長の6回99球を投げ7安打4失点(自責3)、今季最多の奪三振9で降板。試合は劣勢の中、大谷のタイムリーなど、打線が中盤に奮起して同点に追いつき勝ち負けはつかず。2戦続けて2勝目は持ち越しとなっていた。
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