福島県にあるJビレッジで先月20日、日本サッカー協会(JFA)が主催した、未来のストライカーとゴールキーパー(GK)の育成を目的としたキャンプが開催された。キャンプには元ポルトガル代表のレジェンドFWヌーノ・ゴメス氏(48)が特別コーチとして指導を行った。

JFAが全国各地から集めた14、15歳の男子、女子は15~18歳のストライカーとGKの計44人が参加。ストライカー合宿というだけに、午前2時間、午後2時間のほとんどがシュート練習、試行錯誤しながらシュートを打ち続けた。

練習以外でも選手たちはヌーノ・ゴメス氏のプレー映像をチェックし「シュートを見たけどえぐかった」、「質高くね」などレジェンドのプレーに感心した。この反復練習、そしてプレー映像を見るということこそ、レジェンドが伝えたいひとつのことでもあった。

ヌーノ・ゴメス氏は「いいストライカーになるには自分の弱点を修正しなければならない。フィニッシュに取り組む練習、そして優れたフォワードのプレー映像をみて研究することが非常に大事。そうすることで自分の長所と短所を理解することができる」と未来のストライカー達に金言を授けた。

キャンプに参加した中学2年生の阿部幹大選手(宮城)は「どういう形でもいいから点をとれる選手になりたい。W杯で優勝したい」と大きな目標を語った。

そして最後に「このセッションを終えたとき、選手として成長していてほしい。今後もJFAが一歩ずつ、このようなイベントを行っていけばプロサッカー選手を目指す、男の子や女の子がさらに増えることでしょう。 子供たちに伝えたい一番のメッセージは、楽しみながらスキルアップを目指してほしい」とコメント。


このキャンプから世界に羽ばたく選手が出るかもしれない。

■ヌーノ・ゴメス
1976年7月5日生まれ、48歳。元ポルトガル代表。代表79試合26ゴール、2006年ドイツW杯出場。来日は1995年以来2回目。最近ハマっていることはラケットスポーツのパデル。始めた理由はダイエットとのこと。

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