高知南高校出身のレスリング・清岡もえ選手(21・育英大)がアルバニアで行われている非オリンピック階級の世界選手権で優勝しました。県勢としてはパリオリンピックで金メダルを獲得した桜井つぐみ選手に続いて2人目の快挙です。

清岡選手は10月30日(現地時間)、女子55キロ級決勝で中国のジン・ザン選手に10対0のテクニカルスペリオリティで勝利。大会4試合を通じて無失点の強さで初出場・初優勝を成し遂げました。

清岡選手は、兄の幸大郎選手(23)や桜井選手(23)らと幼少時から高知レスリングクラブで切磋琢磨してきました。昨年12月の全日本選手権で優勝、今年5月の代表決定プレーオフに勝利して世界選手権に出場していました。

兄・幸大郎選手は桜井選手とともにパリオリンピックで県勢92年ぶりの金メダルを獲得。日本レスリング協会によりますと、これまで姉妹で世界チャンピオンになった例(山本美憂・聖子、伊調千春・馨)はあるものの、兄妹での“世界一”は初めてです。

8月のオリンピックでは57キロ級の桜井選手に同行して練習相手を務めています。

“世界女王”の座を射止めた清岡選手について、県レスリング協会は「本人もロス五輪を目指している。メダル獲得に向けて応援したい」としています。優勝した55キロ級はオリンピック階級ではないため、今後、階級をどうするかも注目されます。

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