岩手県奥州市出身でドジャースの大谷翔平選手がついに世界一の栄冠を手にしました。
ドジャースは10月31日のワールドシリーズ5戦目でヤンキースを破り4勝1敗でワールドチャンピオンに輝きました。
3勝1敗でワールドシリーズ制覇に王手をかけているドジャースは、シリーズ2戦目で左肩を亜脱臼した大谷選手が1番・指名打者で強行出場です。
大谷選手が高校時代を過ごした花巻市では3日連続で応援会場が設けられ、31日も花巻東高校の後輩やファンなど約60人がテレビの前で声援を送りました。
8回、ドジャースはヤンキースに追いつき6対6とすると、ランナー1塁・3塁の場面で大谷選手の打席。
ここで大谷選手がスイングしたバットがボールを捉える直前、キャッチャーミットに当たります。これが打撃妨害と判定され大谷選手はこの試合初めて出塁します。
するとこのチャンスに2番・ベッツ選手が値千金の犠牲フライを打ちドジャースが逆転に成功。
大谷選手の出塁が勝利を引き寄せる一打につながりました。
そして最終回、いよいよ歓喜の瞬間が訪れます。
ドジャースがヤンキースを逆転で破り4年ぶり8回目のワールドシリーズ制覇。
そして、大谷選手としては移籍1年目で悲願のワールドチャンピオンの栄冠を手にしました。
花巻市の応援会場に集まった人たちも現地と同じく歓喜に酔いしれました。
花巻東 硬式野球部員
「すごい先輩です。世界一ということですごいシーズンだったと思う」
県内では、盛岡市や奥州市など4つの市で岩手日報の号外が合わせて3万8500部配られました。
盛岡市民
「嬉しいです、やっぱり同じ岩手県民として。びっくりしました、今知ったので」
「これ(ドジャースのユニフォーム)を着て応援してました。きょうは仲間と一緒にシャンパンファイトです」
「次々夢を叶えていくので本当にすごい人だなと思います」
大谷選手は試合後今シーズンをこう振り返りました。
大谷翔平選手
「一番長いシーズンを戦えたことを光栄に思いますし、このチームに来て1年目でこういう結果に立ち会えてすごく光栄」
来シーズンからは投打二刀流も期待される大谷選手。これからも異次元の活躍を見せてくれそうです。
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