4月24日、アイスランドのスキーリゾートで北京五輪金メダルの小林陵侑(27)がスキージャンプの世界新記録を打ち立てた。この日のために標高1115mの自然地形に2か月以上の期間をかけ特設ジャンプ台を建設。その高さは東京タワー(333m)より高い360m。自己ベスト252mの世界2位の記録を持つ小林も経験した事のない高さからのジャンプに向け、特別な風洞トレーニングでポジションと安定性を微調整するなど準備を進めてきた。

253.5mの世界記録更新を目指しスタートした小林は、最高速度107km/hのスピードで踏み切るとバランスを崩すことなく着地。これまでの記録を37.5m更新する291mのビッグジャンプをみせ、世界新記録を樹立。チームの面々と喜びを分かち合った。

「素晴らしい日だ。本当にDREAM COME TRUEですね。」と語り、自身のX(旧Twitter)でも「翼を授けてくれてありがとう」とチームへの感謝を述べた。

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