■プロ野球 巨人 3-2 中日(25日・東京ドーム)

巨人は中日にわずか2安打もチャンスを逃さず逆転勝利を飾った。2点を追う6回、坂本勇人(35)に逆転弾となる第3号3ラン本塁打が飛び出し試合を決めた。先発の菅野智之(34)は5回に岡林勇希(22)の適時二塁打で先制点を与え、6回に細川成也(25)にソロ本塁打を浴び6回2失点も3勝目を挙げた。

菅野の立ち上がりは1回、中日の先頭・岡林を二ゴロ、2番・田中幹也(23)を一邪飛、3番・カリステ(32)を遊ゴロとテンポ良く打ち取った。

その裏、中日の先発・柳裕也(30)に対し、先頭の門脇誠(23)は3球三振に。さらに2番・佐々木俊輔(24)も3球三振に終わり、3番・坂本は初球打ちをするも二塁を守る田中が好守。3人で攻撃を終えた。

序盤を無失点に抑え迎えた4回表、先頭の2番・田中に左二塁打を放たれ出塁を許すと、1死二塁から4番・中田翔(35)の打球はサード強襲の内野安打となり一、三塁。続く5番・細川を二直に打ち取り2死を奪うも6番・上林誠知(28)に四球を与え、満塁に。しかし7番・加藤匠馬(31)を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

しかし5回表、先頭の8番・村松開人(23)に右安打を放たれると続く9番・柳に送りバントを決められ1死二塁。迎えた1番・岡林に菅野の投じたストレートをライトへの適時二塁打に。先制点を与えた。

2点を追いかける巨人打線は6回裏、先頭の8番・吉川尚輝(29)が右フェンス直撃の二塁打で出塁。その後2死となるも2番・佐々木が四球を選び2死一、二塁とチャンスで3番・坂本が打席に。坂本は柳のストレートを捉え、レフトスタンドに。第3号3ラン本塁打が飛び出し逆転に成功した。

7回は2番手・西舘勇陽(22)がマウンドに上がり三者凡退に抑えると新人記録に並ぶ10試合連続ホールドを記録した。

8回はバルドナード(31)、9回は大勢が無失点に抑え、中日とのカードを勝ち越した。

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