■SMBC日本シリーズ2024・第1戦 DeNA 3-5 ソフトバンク(26日・横浜スタジアム)
DeNAはソフトバンクに敗れ、日本シリーズは黒星発進となった。
試合は2回表、2死満塁のピンチから有原航平(32)に適時打を放たれ2点を先制された。追いかける打線はその有原に7回まで4安打無失点に抑えられ得点することができず。9回表には6番手・堀岡隼人(26)が今宮健太(33)に2点適時二塁打を浴びるなど3失点(自責2)を許し差を広げられた。9回裏、2死から8番・梶原昂希(25)、8番・森敬斗(22)に連続タイムリーが飛び出すなど粘りを見せ3点を返すも届かなかった。
日本シリーズは先に4勝したチームが日本一の座を獲得できる。クライマックスシリーズ(CS)では阪神、巨人を破っての下剋上を果たし2017年以来、7年ぶりの日本シリーズ進出となったDeNA。1998年以来、26年ぶりの日本一へ向け、この日から本拠地である横浜スタジアムで日本シリーズが開幕。7年前に出場した際もソフトバンクと対戦したが2勝4敗で優勝を逃しているため今年はそのリベンジに挑む。
第1戦の先発を任されたジャクソン(28)はレギュラーシーズン25試合に登板し8勝7敗、防御率2.90をマーク。クライマックスシリーズではファーストステージ、ファイナルステージで2度の登板があり、13日の阪神戦では6回途中1失点勝利、19日の巨人戦では7回途中4失点(自責3)で敗戦している。貯金42でパ・リーグ王者となった強打のソフトバンク、ジャクソンは初対戦となった。
ジャクソンの立ち上がりは先頭の柳田悠岐(36)に四球を与え出塁を許した。2番・周東佑京(28)を右飛に打ち取ると3番・今宮の打席で盗塁を試みた柳田をキャッチャー戸柱が好送球で阻止。2死走者無しから今宮を空振り三振に抑え無失点で切り抜けた。
打線はその裏、リーグ最多勝となる14勝を挙げている先発・有原に対し先頭の桑原将志(31)は初球からバットを振るも遊ゴロ、2番・牧秀悟(26)は空振り三振に。2死を奪われると3番・佐野恵太(29)が中安打を放ち出塁、4番・オースティン(33)は四球を選択し2死一、二塁となった。しかし5番・宮﨑敏郎(35)は二ゴロに倒れ無得点に終わった。
2回表、5番・栗原陵矢(28)に四球、7番・牧原大成(32)に左二塁打を放たれ出塁を許した。8番・甲斐拓也(31)を満塁策で敬遠し2死満塁とするも迎えた9番・有原にライトへの適時打を浴び2点を先制された。
ジャクソンは3回表、2番・周東から始まる打線を三者連続三振に仕留めるなどそのまま4回表も無失点に抑えた。しかし5回表、1番・柳田に中安打、3番・今宮に四球を与え2死一、二塁としたところで降板。5回途中97球を投げ3安打2失点、来日最多となる9奪三振の投球内容となった。2番手でマウンドに上がった中川颯(26)は走者を背負う場面も4番・山川穂高(32)から空振り三振を奪い追加点を許さなかった。
直後の5回裏、この回の先頭、8番・森敬がファーストへの内野安打で出塁するも得点に繋ぐことができず。後半戦に入り6回表は3番手・坂本裕哉(27)が登板し5番・栗原に右安打を放たれるもショートを守る森敬の好守もあり無失点に抑えた。
終盤7回表は4番手・佐々木千隼(30)が登板し2番・周東に中安打を放たれ出塁されるも盗塁を試みたところを戸柱が2つ目の好送球で阻止し得点に繋げず。
8回表は5番手・山﨑康晃(32)がマウンドに上がり得点圏に走者を背負うもセカンド牧の好守があり無失点に。2点を追いかける打線は8回裏、ソフトバンクの2番手・ヘルナンデス(27)に対し1死走者無しから1番・桑原が右安打を放ち出塁するも後続が倒れチャンスを作れなかった。
9回表は6番手・堀岡が登板し、代打・嶺井博希(33)、2番・周東に中安打を放たれると3番・今宮にライトへの適時二塁打を浴び2点を失った。さらに2死三塁から5番・栗原にレフトへの適時打を許し5点目を与えた。
5点差に広げられた打線はその裏、ソフトバンクの3番手・オスナ(29)に対し4番・オースティンが左二塁打を放ち出塁。代走に京田陽太(30)が送られ得点の好機で7番・梶原、8番・森敬に適時打が飛び出し2点を返した。さらに代打・筒香嘉智(32)が右安打で繋ぎチャンスを拡大させると1番・桑原の打球は敵失を誘い3点目の本塁を踏んだ。しかし2点差に追い上げるも最後は2番・牧が中飛に倒れ試合終了。敗れたDeNAは7年ぶりの日本シリーズでの舞台も初戦は黒星。ソフトバンクは日本シリーズ13連勝となった。
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