10月17日、私は名古屋市守山区の倶利加羅不動寺で滝行をしました。これは中日ドラゴンズのドラフト成功祈願のためで、今年で7年連続。
過去には根尾昂選手を4球団、石川昂弥選手を3球団競合の末に獲得したという実績があります。
この日、名古屋の最高気温は30℃に達し、1961年と並び、観測史上最も遅い真夏日となりました。“修行”とは言えないポカポカ陽気でしたが、森下瑞堂住職は「修行は決して我慢することではありません。寒さや冷たさよりも祈りが先に立つ方が良い。きょうは絶好の滝行日和です」と背中を押してくれました。
そして、いざ滝へ。いつもこの滝壺に入ると、澄んだ空気を感じます。清らかな水をかぶり、手を合わせ、心から叫びました。
「今年もドラゴンズのドラフトは成功する!金丸投手!ドラゴンズに来て!」と。
多ければ6球団ほどが指名? 関西大学の金丸夢斗投手
私は、今年のドラゴンズ1位指名候補を関西大学の金丸夢斗投手と予想しています。最速154キロのストレート、切れ味鋭いスライダー、カットボール、チェンジアップを投げるアマチュア球界ナンバーワン左腕で、今年3月に行われた侍ジャパン対欧州代表との強化試合では2回パーフェクトと好投。
少なくても3球団、多ければ6球団ほどが指名するのではないかと思っています。
今まで以上に気合が入りました。集中しました。
すると…寒さや冷たさを通り越し、まさに“祈るのみ”の境地になりました。そして、脳裏に浮かんだのです。
井上一樹監督が、くじを引いてガッツポーズしている姿が。
滝行の日は“スーパームーン”
この日、滝行をしたのは運命だったかもしれません。実は一年で最大の満月となるスーパームーンの日だったのです。
CBCテレビ「チャント!」の天気予報中、画面に映し出された美しく輝く満月。まさに「金」の「丸」でした。「金丸投手」との縁を感じざるを得ません。
ドラフト会議は10月24日(木)。もちろん、私は終日社内です。
【CBCテレビ アナウンサー 若狭敬一】
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